青い鳥なんて

8月31日、夏休み最後の日。高校2年生の麻寺夏恋愛(あさでら・かれあ)は彼氏の水野海斗が浮気していると思い、別れようとしていた。

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一方、清楚なお嬢様の同級生、吉井なずなは学年一の秀才、関谷紘一のことが気になっていた。

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勉強を終え図書館から出てきた紘一は公園のベンチに弱った“青い鳥”がいるのを見つける。ちょうどそこに夏恋愛が下り坂を自転車で駆け下りて来て、紘一とぶつかりそうになる。

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夏恋愛と紘一は青い鳥を離れた町にある鳥の病院まで届けに行くことに。それまでほとんど話したことのなかった2人だが向かう道中でお互いの事を少しずつ話し出す。

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海斗への想いに悩む夏恋愛と恋愛は無駄だと言う紘一は全く意見がかみ合わない。しかし、話していくうちに少しずつ互いに影響を受けはじめ、そこには友情らしきものが・・・。

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一方、海斗にはなかなか夏恋愛に言い出せない事情があった。そんな高校生たちの“青い鳥”をめぐる夏休み最後の一日の出来事をリアルに描く。

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