第5回大賞作品

常に無気力だった青年・片瀬奏(磯村勇斗)は、自分に生きる活力をくれた朝田梨花(志田未来)を大切に思っていた。しかし、片瀬がその想いを伝える前に、梨花は病で亡くなってしまう。

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生前に梨花は、自分のお墓を建ててほしいという願いを片瀬に託していた。片瀬は、梨花を慕う後輩の石川奈々(白石聖)と共にその願いを叶えようと動き出す。

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片瀬は梨花との記憶を思い返す。自分に手を差し伸べてくれた梨花。人生は未知だらけであり、生きているだけで楽しくてたまらないと語っていた梨花。出会った日に行った真夜中の美術館。二人で廻った松本市街や松本城。

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奈々は、片瀬と梨花の間に絆を感じることを快く思っていなかった。二人は梨花との思い出の場所を訪れながら、どんな時でも前向きに今を生きていた彼女の証を遺すため、梨花らしいお墓を探していく。愛するものを失った二人が、その愛したもので結ばれていく。その絆を描いた、切ない感動ストーリー。

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