誰も知らなかった、突然の解散宣言。1987年12月24日。
この日をもって、日本のトップにのぼりつめたばかりのBOØWYは、
その短い歴史に終止符を打った。ファンの熱狂。そして奈落。
絶頂と悲しみを同時に体感したこの日、クリスマスイブの渋谷公会堂は、
日本ロック史で永遠に語り継がれることとなった。
1987年当時、名実ともに日本No.1のロックバンドとなっていたBOØWYの全国ツアー「DR.FEELMAN’S PSYCHOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOUR」の最終公演となった12月24日の東京・渋谷公会堂(現在は改装中)の模様を記録したライヴ映像作品。ステージ終盤で突然行われた“解散宣言”により、このライヴがBOØWY最後のステージとなった。(翌年4月に行われた『LAST GIGS』はバンドにとっては解散後に行われた“最後のGIGS”)。
今回TV初放送・初配信される本作品は、この模様を記録したライヴ・ドキュメンタリー映像のオリジナルフィルムを、LAのスタジオで4Kスキャニングしデジタル映像データ化したもの。これまでの作品で欠損していた幻の“「ONLY YOU」の空白の数十秒”が初めて復元され、ライヴから30年の時を経て初めて完全版の『1224』が世に送り出されることとなった。
色鮮やかに蘇った伝説の解散宣言ライブとドキュメントは、ファンならずとも必見の名作だ。