■水木一郎
アニメソングのパイオニアであり、今なおトップを走り続ける「アニメソング界の帝王」。「アニキ」の愛称で親しまれ、テレビ、ラジオなどでもそのキャラクターを存分に発揮。1968年にデビュー以来、1971年の『原始少年リュウ』主題歌に始まり、「マジンガーZ」「キャプテンハーロック」などのアニメソングや「仮面ライダー」シリーズなどの特撮ソングを次々と歌い続け、持ち歌は1200曲を越える。1999年には、前人未到の「24時間1000曲ライブ」を成功させ、「日本で一番多くの曲を歌った単独ライブ」として音楽史に足跡を残す。フランス、中国、韓国、香港、シンガポール、タイ、インドネシアでの海外公演など、活躍の場は日本にとどまらない。ネットの百科事典ウィキペディアでは、現存する日本人最多の90言語で掲載されるなど、海外からの関心も高い。2012年には、震災復興ソング「東北合神ミライガー」を発表。CDの収益を全額、東北のこどもたちに寄附している。こどもたちに夢と希望を与え続けて40年あまり。アニメソングという宝を世界に広め、次の世代に継承するべく、新たなる挑戦は続く……。
■影山ヒロノブ
1977年ジャパニーズロック史において輝きを放つバンド「LAZY(レイジー)」のボーカル"ミッシェル"としてデビュー。「赤頭巾ちゃんご用心」「DREAMER(ドリーマー)」などの名曲を残す。1985年からアニメ・特撮ソングに出会い、数々のアニメソングを歌い、その中でもフジテレビ系アニメ「ドラゴンボールZ」主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」などで日本 のアニソン界を代表する地位を確立した。現在では作詞、作曲、編曲、プロデュースをこなす「アニソンアーティスト」として数々のプロジェクトに参加。2000年にその後のアニソン界に大きな足跡 を残すJAM Project(ジャムプロジェクト)を結成(第1期メンバー:水木一郎、影山ヒロノブ、松本梨香、さかもとえいぞう、遠藤正明)(※現在は影山ヒロノ ブ、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹)。また、海外での人気も高く現在までに訪問した国は、アジア、北中南米、ヨーロッパ併せて12カ国に上る。2003年からは毎年世界各地5カ国以上から「ANISON」イベントのオファーを受け、2008年にはついにJAM Projectを率いて日本のアーティストとしては数少ない「ワールドツアー」(世界8カ国10都市)を敢行した。現在までにレコーディングした楽曲は 800曲を超える。
■串田アキラ
10代の頃から米軍のベースキャンプで ドラムをたたきながらリズム&ブルースを歌う。1969年にデビューし、以後「キン肉マンGo Fight!」「太陽戦隊サンバルカン」「宇宙刑事」シリーズ、「戦闘メカ ザブングル」など特撮・ヒーロー、アニメソングや「富士サファリパーク」「アルソック」などのCMソングでも活躍。近年は中南米など海外においても積極的にライブ活動を行っている。2010年「仮面ライダーオーズ」では変身ベルト、オーズドライバーの声で出演。好評放送中のTVアニメ「トリコ」の主題歌「ガツガツ!!」。2012年、30年ぶりに映画で復活した「宇宙刑事ギャバン」でも主題歌を歌った。親子三代に聞かれる歌手として 力強く、それでいて暖かい歌声で 聴く人を魅了し続けている。
■遠藤正明
インディーズでの活動を通じて歌唱力を評価され、いくつかのアニメソングを歌唱するが、1997年にテレビ朝日系アニメ「勇者王ガオガイガー主題歌「勇者王誕生!」は当時しばらく登場しなかった「正統派ロボットアニメソング」の称号を与えられ、その後の「アニソンの名曲」として語り継がれる。アニメソングを歌いながら、そのロックボーカリストとしてのスタイルも貫く姿勢は多くのミュージシャンにリスペクトされている。2000年のJAM Projectの旗揚げに参加。影山ヒロノブとともにプロジェクトを支えている。2003年テレビ朝日系スーパー戦隊シリーズ「爆竜戦隊アバレンジャ-」の主題歌を担当。歴代の戦隊ソング最高の売り上げを記録。2004年に初めての海外公演をブラジル・サンパウロで行う。その後も積極的に海外に進出。2007年の台湾公演では影山ヒロノブとのジョイントライブで2000人以上を動員(ソールドアウト)となる。そしてJAM Projectとして初のワンマン日本武道館公演にのぞむ。
■きただにひろし
1994年、3人組ユニット「Stagger(スタッガー)」のヴォーカル&ギターとしてワーナーミュージックよりメジャーデビュー。いくつかのバンド、ユニットを経てアニメソングの世界には、OVA 「め組の大吾」 エンディング主題歌 「Red Darkness」 ではじめて足を踏み入れる。1999年、自身の代表曲になるフジテレビ系アニメ「ワンピース」の主題歌「ウィーアー」でアニメシンガー"きただにひろし"としての存在を確立する。こ のアニメ作品では数々の主題歌がリリースされたが歴代の中でも最も人気のある作品であり、2008年の代22回ゴールドディスク大賞「アニメーション・ア ルバム・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。その後も「仮面ライダー龍騎」「魔弾戦記リュウケンドー」「妖怪人間ベム」など話題作の主題歌を担当。そして国内外での活動の基礎となるスーパーアニソンユニット「JAM Project」に第二期のメンバーとして加入。
■米倉千尋
1996年1月24日、OVA『機動戦士ガンダム第08MS小隊』のオープニング曲「嵐の中で輝いて」c/w「10 YEARS AFTER」(同エンディング曲)でデビュー。以後、挿入歌「未来の二人に」、劇場版テーマソング「永遠の扉」など、ガンダム08MS小隊シリーズの全て の歌を担当。1999年テレビアニメ『仙界伝 封神演義』のオープニング曲「WILL」c/w「FRIENDS」(同エンディング曲)がオリコン18位に初登場し、10万枚を超えるヒットを記録。これ までにテレビアニメ『RAVE』の主題歌「Butterfly Kiss」、『カレイドスター』のオープニング曲「約束の場所へ」、PS2『実況パワフルプロ野球8』のエンディング曲「Little Soldier」など、アニメやゲームの主題歌を中心にシンガー・ソングライターとして活躍中。現在までにシングル28枚、アルバム15枚をリリースした。また、アニソン最大のイベント「アニメロサマーライブ」へも、2005年から4年連続で出演。その他、全国各地で開催されるアニメイベントへも多数出演。2009年は活動の場を海外へ広げ、香港・上海・広州でライブを開催。
■石田燿子
1990年アニメシンガーコンテストにてグランプリを受賞し『美少女戦士セーラームーンR』のエンディングテーマ"乙女のポリシー"で1993年デビュー。 その後も様々なTVアニメの主題歌を歌唱、作詞するなどし、2003年2月には1stアルバム『sweets』、 2005年3月には2ndアルバム『all of me』、2007年9月にはベストアルバムともいえる『Single Collection』を発売。2002年からは海外にも活動の幅を広げ、2003年7月『sweets』がアメリカでリリースされた事で全米デビューを果たす。その後、 2005~2006年にはアメリカ西海岸、東海岸を13か所まわるアニメフュージョンツアー(AFT)を成功させた他、これまでにスペイン、ブラジル、フ ランス、メキシコ、韓国などでコンサートを行い、海外での人気を不動のものとする。2008年8月には『Single Collection』が韓国でリリースされた。 現在も国内、海外問わずワールドワイドに活動している。
■谷本貴義
2001年 TVアニメデジモンテイマーズ挿入歌「One Vision」でアニソン歌手デビュー。 同年より多数のアニメ、ゲームの主題歌、CMソングなどを歌う。代表的なアニメ主題歌は、 ドラゴンボール改OP「Dragon soul」/ED「Yeah! Break! Care! Break!」 。作詞・作曲・編曲では、テニスの王子様ED「Keep your style」作詞、アニメ薄桜鬼「十六夜涙」作曲、おねがいマイメロディー・リミックスなど多数。また、アニメ・ゲーム音楽のほか、邦楽・劇伴音楽・環境音楽・丸の内駅線、副都心線などの駅発車メロディーに至るまで、多ジャンルにわたり楽曲制作・プロデュースに携わる。 海外での公演も多く、2011年には南米4カ国のツアーイベントに出演、2012年はフロリダ最大のアニメイベント「Metrocon2012」に出演し、海外での関心を高めている。