世にも奇妙な物語'90 (1990.5.3)~超解像版~
“日常に潜む恐怖”をテーマとした1話完結3本オムニバス形式の奇妙なストーリー集。今回は産業スパイに扮した織田裕二が熱演「ロッカー」、奇妙な駄菓子屋の女主人を岸田今日子が怪演する「闇の精霊たち」、早見優が主婦役の「マイホーム」の3本をお届け。
(1)『ロッカー』
<脚本>橋本以蔵
<演出>瀧川治水
<出演>織田裕二
<あらすじ>
産業スパイの悟は、とあるバイオ生体化学研究所にしのびこむ。闇の中、デスクスタンドのわずかな灯りの下で、精密重要書類をハンディコピーでコピーしているが、不覚にも研究所員に見つかってしまう。逃げようと必死に闘っているうちに、悟はその研究所員を殺してしまう。異状を察ししたガードマンの足音と懐中電灯の灯りが迫ってくる。うろたえた悟は逃げ場を失い、廃棄処分のために入口わきに出されてあったガラクタの山の中のロッカーに気付き、その中に飛び込んだ。しかし、そのロッカーはなんと、殺した研究所員のものであった…。ガードマン、そして刑事が必死に悟を探すが…。
(2)『闇の精霊たち』
<脚本>扇澤延男
<演出>小川定孝
<出演>岸田今日子、竹田高利
<あらすじ>
駄菓子屋の女主人は、店に来る子供たちにコワい話を聞かせている。「自然な破壊してきた人間たちに対して、自然を棲家とする“妖精”“精霊”が怒り心頭に達し、鬼と化している。その昔、人間を襲ったこともある“精霊”を徳の高いお坊様が壁を作って閉じ込められた。その壁がこの店の中にあり、私がその壁を守り続けている」と。
そんな時、店の立ち退きを迫る3人組のチンピラが女主人を脅し店から追い出す。店を荒らしているうちに、女主人が座っていた床に蓋があるのを見つけ、その蓋をあけると…。
(3)『マイホーム』
<脚本>日比野木實
<演出>国本雅広
<出演>早見 優、中島久之
<あらすじ>
破格に安い掘り出し物の物件を見つけ、念願のマイホームを手に入れた若夫婦は、幸福いっぱい。が、引っ越し当日、窓ガラスを割られ、近所の主婦が何やらヒソヒソ話をしているのを見つけ、不安がつのってくる。健二が出張の間、良美は、一人で留守番。洗濯物を泥だらけにされたり、部屋を荒らされたり…。不可解なことが次々と起こる。怪しい人影がちらつく。怖くなった良美は警察に助けを求めるが…。
OAスケジュール
※放送内容、放送時間は予告なく変更される場合がございます。
2024年11月18日現在、次回の放送日は未定です。