#3 登別編
今回は、「温泉のデパート」と呼ばれ、日本を代表する温泉郷とも称される登別温泉をご紹介。

今回訪れた旅館は…
大正6年からの創業で、閑静なたたずまいを見せる、純和風旅館、「登別温泉郷 滝乃家」
豊かな緑に囲まれ、しっとりとした風情を漂わせる、「御やど 清水屋」
日本を代表する温泉郷、登別温泉江戸時代からの歴史があり、9種類という、豊富な泉質を誇る「温泉のデパート」北海道・登別温泉。
毎年多くの人々が、情緒溢れるこの町並みを訪れている。

登別の観光スポットとして人気の「登別地獄谷」
多くの湧出口や噴気孔から成り、その様が「鬼の棲む地獄」の由来となった。
地獄谷に流れる湯の川は、通称「三途の川」と呼ばれている。

沼全体から熱い湯気の立ち昇る「大湯沼」
深いところでは130度の高温になり、ブクブクとした泡と硫黄の香りがたちこめている。

大正時代の小爆発で生じた湯の沼「大正地獄」
もうもうと湯煙をあげる、迫力充分の間欠泉が見られる。

大湯沼川から流れる、「天然足湯」
長旅の疲れを癒しながら、一足早い登別の湯を堪能できる。
原生林が生い茂り、木もれ日に映える木々が、趣き深い景観を演出している。
登別温泉郷 滝乃家
登別温泉郷 滝乃家
大正6年創業 閑静なたたずまいを見せる
◆アクセス・旅館情報◆
室蘭本線登別駅から路線バスにて20分
チェックイン14:00/チェックアウト11:00

住所:北海道登別市登別温泉町162
TEL:0143-84-2222

ウェルカムサービス:香り豊かな「抹茶」と上品な甘さの和菓子
主な部屋
全30部屋

和洋客室「桜」
木の温かみを大切にした気楽なスタイル。
ウッドデッキをしつらえた開放的な空間が、日々の都会の息苦しさから解き放つ。
和の気品があふれる落ち着いた空間。

客室「もみじ」
和風の造りの中にも細やかな趣向が数多く凝らされている。
洗練された和モダンなデザインが映え、ゆっくりと落ち着くことのできる、安らぎの空間。
温泉情報
客室露天風呂は美しい景観を望める。
柔らかな湯音に包まれ、心落ち着く癒しの時間を存分に楽しめる。
大きく開かれた窓から広がる壮大な光景を独り占め。

大浴場「地縁の湯」
大きくふち取られた窓からは、日差しが一杯に差し込み開放感溢れる湯浴みが楽しめる。
四季折々の彩りをみせる庭園を間近に眺めながら、ゆっくりとくつろげる。
  効能:慢性疲労、リウマチや便秘などにも効果があると言われている
  源泉:地獄谷から引く温泉情緒たっぷりのにごり湯は優しい硫黄の香り

最上階の露天風呂「雲井の湯」
まるで天空へと浮かんでいるかのような、幻想的な気分に浸れる。
柔らかなお湯に身を浸していくと、そこには自然を切り取った絶妙な構図が姿を現す。
夜になれば、また表情を変えライトアップされたお湯で幻想的な気分に。
美しい夜の静寂と、癒しの湯浴みを心行くまで楽しんでみては。
  効能:神経痛、腰痛などに効果があると言われている
料理
お料理は、登別の素材を活かした会席料理

・前菜、自家製のサーモンでくるんだ手まり寿司など。
・先付は、地産のタコと風味豊かなタケノコ。
・室蘭の新鮮なアワビとウニ。
・じゅんさいを湯通しした小鉢は香り豊かな味わい。
・ホタテ貝のムースに、登別のズワイガニをたっぷりと入れて焼きあげたテリーヌは、季節の野菜を添えて。
・お吸い物には、旬の山の幸をふんだんに使用。
・お造りには北海道の新鮮な海の幸。
  透き通るような、プリプリとした食感のボタンエビ。
  身のしまったヒラメは、さっぱりとした味。
  心地よい歯ざわりのホッキ貝が味わえるのも、この土地ならでは。
・磯の豊かな香りが広がる稚内の毛ガニ。ほんのりとした甘味が特徴的。
・じっくりと焼きあげたトキシラズの照焼。
・脂の乗った十勝産池田牛の特上ロースト。
・鍋ものは豪快なキンキと季節の野菜鍋。
・鮭茶漬けは、磯のさわやかな香りが口いっぱいに広がる。
・色鮮やかなデザートは、まろやかな和三盆のアイス、優しい甘味のイチゴシロップで。
その他サービス
トリートメントサロン「SPA」
地産のパワーストーンを使用した瀧乃屋オリジナルのトリートメント。
遠赤外線効果があり、血流やリンパの流れを良くし、心身の疲労を整えてくれる。
備えつきの客室露天風呂は、心を解きほぐす、湯の香りに包まれる癒しの時間。
◆お部屋◆
◆お風呂◆
◆お料理◆
◆その他サービス◆
御やど 清水屋
御やど 清水屋
豊かな緑に囲まれ、しっとりとした風情を漂わせる
◆アクセス・旅館情報◆
室蘭本線 登別駅より、路線バスにて10分
チェックイン14:00/チェックアウト10:00

住所:北海道登別市登別温泉町174番地
TEL:0143-84-2145

玄関を一歩入ると、和のしつらえがお出迎え
ロビーは、心安らぐお香の香りに包まれている
主な部屋
全42部屋
一切の無駄を省き、きめ細やかな心配りがなされた客室。
漂うのは、風の音さえも聞こえてきそうな静寂。
客室は、広々とした和洋室タイプ。寝室には、ベッドがご用意されている。
温泉情報
かぐわしい檜の香りが、ほんのりと漂う大浴場
名湯と名高い登別の湯。体の芯まで温まったら、浅めの湯船でもう一休み。
 効能:皮膚病、リュウマチなど

自然の風景に彩られた、岩作りの露天風呂
なめらかな乳白色の湯が、とうとうと注がれている。
心にまで染み渡るような、湯の豊かな香り。岩肌を撫でるように立ち上る湯煙。
視線の先に広がるその光景は、豊かな温泉情緒に包まれている。
料理
清水屋のお食事は、素材の持ち味を生かした懐石料理

・フキの牛肉巻きなど、見た目にも楽しい6種の前菜。
・先付けは、桜の葉の香りを効かせた、桜花豆腐。ウニと合わせて。
・オランダ煮は、1度揚げた湯葉を、さらに煮込んで仕上げたひと品。
・具に、エビやわらびなどを使ったお椀は、上品な味わい。
・華やかに盛り付けられた、数種類ものお造り。
・身が柔らかく、脂のノリも良い桜鱒。
  煎り玉子を乗せた菜種焼きで。
・十勝牛の陶板焼き。
 特徴は、しっかりとした肉質の赤身。
・すり身にした海老と帆立を、レンコンで挟んだ揚げ物。
  食感のコントラストも楽しみの1つ。
・タケノコご飯は、赤出汁と共に。
 香り豊かで、季節を感じる味覚。
・デザートは自家製の林檎シャーベット。
・そして、宿の自慢の一品が、毛ガニの洗い。
  新鮮で弾力も抜群、自然の甘みが広がる。
・肉厚で大ぶりなキンキの煮付け。
  こだわりのタレで、丁寧に煮込んだ一皿は、ほろほろとほぐれる身に、味がしっかり染み込んでいる。
◆お部屋◆
◆お風呂◆
◆お料理◆
このページに掲載している旅館情報は、2009年6月現在のものです。最新の情報は、各旅館にお問い合わせください。
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