#2 別府編
今回は、日本一の湧出量を誇る、別府温泉をご紹介。

「別府八湯」と言われる、八つの温泉郷から成り、それぞれの泉質も個性豊か。
いたる所から立ち上る湯煙で、街は温泉街らしい風情に溢れている。

今回訪れた旅館は…
遠くに別府湾を望む丘の上に建つ、「旅亭 松葉屋」
閑静な佇まいの中に純和風の数寄屋造りとモダンが調和した空間「割烹旅館 ゆめさき」
駅前に立つのは、「別府観光の父」と言われる、油屋熊八の像。
歴史を感じさせる外観の建物は、竹瓦温泉。
正面に唐破風造りの屋根を持つ市営の温泉で、「登録有形文化財」にも指定されている。
重厚な外観は、今では別府温泉のシンボル的な存在にまでなっている。

別府市内の観光スポットとして人気の「地獄めぐり」

1.「血の池地獄」は、赤い熱泥によってできた池
地下の高温、高圧下で化学反応を起こした物質が、地層から噴き出るために、池一面が赤く染まっている。

2.美しいコバルトブルーの「海地獄」
透き通るような青は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶けているから。摂氏98度のお湯を利用し、温泉卵も作られている。

3.灰色の熱泥が沸騰する「鬼石坊主地獄」
熱泥の丸い形が、坊主頭に似ていることから、その名が付けられた。

4.「山地獄」
山のいたるところから、もうもうと噴気が上がっているため、そう呼ばれるようになった。

5.「龍巻地獄」は、別府市の天然記念物にも指定されている間欠泉
豪快に噴き出す熱水は、屋根で止められていなければ50メートルもの高さまで噴き出す力を持っている。

6.「白池地獄」は、噴き出る無色透明の熱湯が、池に落ちると青色に変化するという不思議な池。
旅亭 松葉屋
旅亭 松葉屋
遠くに別府湾を望む丘の上に建ち、タイプの違う二つのスタイルの空間の中でゆったりとしたひと時を過ごせる
◆アクセス・旅館情報◆
JR別府駅から車にて10分
チェックイン15:00/チェックアウト10:00

住所:大分県別府市観海寺3
TEL:0977-22-4271

ウェルカムサービス:「ゆずスティック」&「薬師湯」
主な部屋
全19部屋
館内は、気取らず、居心地の良さを重視したデザイン。

「りんどう」
木の温かみを大切にした気楽なスタイルの和風客室。

「新館」
モダンで洗練されたスタイルの中癒しのひと時を堪能できる。

「早乙女」
メゾネットタイプの客室。
温泉情報
新館の内湯「月あかりの湯」
効能:腰痛の他、胃腸病やリウマチなど
特長:別府産の自然素材を活かしたデザイン

客室露天風呂「早乙女」
美しい夜景と、ライトアップされたお湯で、幻想的な気分にいざなわれて行く。

露天風呂「薬師の湯」
湯船は中国・福建省から運んだ一枚岩をくりぬいた見事な造り。
外側には、松の木が彫りこまれている。
薬師堂から湯を引いており、美肌効果があると言われている。

三つの風呂を備えた「湯るり小路」
・貸切露天風呂「めおとの湯」
  信楽焼の湯船が特徴。
・「無垢の湯」
  アジアンテイストを織り交ぜた、半露天風呂。
・「うさぎの湯」
  満月を見立てた障子窓に、二羽のウサギの影絵が浮かぶ貸切風呂。
料理
地元の素材を活かした創作会席料理

・先付は、山芋と生ウニを添えた、たたき蕨。
・前菜は、ほたるイカ、辛子レンコン、海老寿司、蒸しあわび、鮎寿司。
・ヨモギ豆腐や鯛、わらび、たけのこなどを使ったお吸い物。
・新鮮な「城下かれい」のお造りと関サバ。
・きめ細かい霜降りと、まろやかな風味をもつ豊後牛のステーキ。
・鍋ものは豪快な伊勢海老の具足煮。
・ご飯は、地元・大分の米「山香米」。
・旬のアサリの味噌汁。
その他サービス
エステサロン「優月」
全身の疲れを取るアロマトリートメントは、血流やリンパの流れを改善し心身のバランスを整える。
◆お部屋◆
◆お風呂◆
◆お料理◆
◆その他サービス◆
割烹旅館 ゆめさき
割烹旅館 ゆめさき
純和風の数寄屋造りとモダンが調和した空間 閑静な佇まいが心落ち着かせてくれる
◆アクセス・旅館情報◆
JR別府駅より、車にて10分のところ
チェックイン15:00/チェックアウト10:00

住所:大分県別府市鶴見園町5組
TEL:0977-22-3008
主な部屋
全6部屋

客室「くるみ」
落ち着きの中にも、大正や昭和のモダンな雰囲気が随所に盛り込まれている。

客室「けやき」
和風の造りの中にも細やかな趣向が数多く凝らされ、専用の内湯もある。
温泉情報
檜の内湯
内湯でありながら十分な広さがあり、気兼ねなくゆったりと湯に浸かることができる。
効能:神経痛や関節痛など
特徴:さわやかな檜と花の香り

貸切露天風呂
特徴:貴重な「天照石」の湯船
効能:天照石の効果で、体の芯までより一層温まると言われている
料理
旬の素材を厳選した京風懐石をベースに、独創的で季節感も豊か

・先付けは、木の芽みそで和えた、たけのこ。
・前菜は大分県産の魚や野菜。
・旬の素材を活かしたお造り。
  地元の海底で取れる名物「城下かれい」や、弾力性に富んだ関さばや、車えび。
・お吸い物は骨切りしたハモに葛を打ち、焼いた骨でダシとそうめん。
・ゆり根を裏ごしし、生姜風味の鳥そぼろを中に入れ、うぐいす仕立てにした一品。
・豊後牛のロースステーキは、大分県ならではの山椒のきいた金山寺味噌が、その味が絶品。
・別府湾でとれた穴子を湯葉で巻き、季節の山菜と揚げた天ぷら。
・昆布の風味をつけた貝柱と赤貝を、黄身酢でさっぱりと頂く酢の物。
・香りと歯ごたえが堪らない「芹かま飯」。
・風味豊かな、コクのある赤だし。
・もちもちとした食感で、見た目も涼しい「くずきり」。
・地元産の旬の果物。
◆お部屋◆
◆お風呂◆
◆お料理◆
このページに掲載している旅館情報は、2009年5月現在のものです。最新の情報は、各旅館にお問い合わせください。
フジテレビONE フジテレビNEXTにて放送