現在を生きている人々のための、最も現実的な物語
株式の世界に飛び込んだ5人のアリ“個人投資家”の人生物語が始まる！

「672万ウォンです、お客様」、白い手袋を付けたミソは、丁寧な手振りでブランド品のバッグを顧客に紹介している。たったの3分で私の3か月分の給料より高いバッグをばかすか買うなんて、今日も自分の人生がみすぼらしく思えるミソだ。
だが、金持ちの機嫌を取りながらバッグを売る日もあと少ししか残っていない。彼氏のジヌクともうじき結婚するからだ。
新居だから身分相応な所に住もうという質素なジヌクに、相場より安いというマンションを見せるミソ。
南向き、完璧な間取り、広さ84m²。しかも、リノベーション済み！これだ！家が気に入ったミソはその場で仮契約金まで渡す。勢いで契約してしまったことを懸念するジヌクを鼻で笑うミソ。ジヌクさんって慎重だけど決断力に欠けているからね。
田舎にいる両親が援助してくれた1億5000万ウォンに、ジヌクが貯めてきた1億5000万ウォン。
そして、残り金は銀行から融資を受ければ解決できると思ったのにあと1000万ウォンが足りない。
そんな中、ジヌクを紹介してくれたスジンが秘密情報を教える。
「私、株式関連の良い情報を持っているの。ここだけの話なんだけど…」この時、気づくべきだった。知り合いのスジンが実は株式投資の元凶だったことに。
スジンの話を聞いてシンプン製薬会社にお金を投資してみたミソは、天井知らずに急騰する数字を目撃した。
私、株式投資に才能があるかも！
ビギナーズラックに過ぎないのに、それを知らないミソは闘志に満ちる。
結局、「私しか知らないシンプン製薬」に全額を注ぎ込むが…