『口説き文句は決めている』は 、映画脚本、エッセイ、コピーなど現在幅広く活躍しているライターの夏生さえりの2017 年に発売された食と恋のエッセイ集で、今なお多くの人に愛されている作品。
食と恋の思い出、いつか体験したい食と恋の話に、「妄想」という絶妙なスパイスを加えて描く、おなかいっぱい、胸いっぱいの妄想グルメラブストーリー。

<ストーリー＞
建設事務所の営業部で働く佐伯香羽（北香那）。仕事もでき後輩からも慕われているが、よく食事と恋を結び付けた妄想の世界に入ってしまう。
そんな香羽が妄想する5人の妄想彼氏との、5つの食と恋の物語。唐突に訪れるラーメン欲を彼女と一緒に分かち合ってくれる薫（曽野舜太）、ケンカ中に彼女が好きなプリンを買ってきて機嫌をとろうとする裕（アロハ）、風邪の時、お粥を作って看病をしてくれる直生（カイ）、疲れて帰った夜に家でシチューを作って帰りを待っていてくれる天音（塩﨑太智）、友達以上恋人未満の朔（古川毅）と行った定食屋で二人の距離が縮まっていく5つの妄想ラブストーリー。