長男・達也が出した“ぜいたく禁止令”の撤回を求める声が兄弟からあがる。しかし、達也は大学進学を目指す小梅の学費もあり、これまでどおり倹約を徹底させる。さらに達也は、小雪への見合い話を勝手に決めていた。小雪は怒るが、雅也は小雪に見合いを勧めるのだった。
その頃、文也は文通相手の寺田奈美から会いたいという手紙をもらい、悩んでいた。車イスであることを伝えていなかったのだ。どうしても会う勇気が出せず、和也に身がわりデートを頼むのだった。
そんな和也もある問題を抱え落ち込んでいた。同僚と忍び込んだ工場の女子寮で、女子工員・望月実希と遭遇し、バラされたくなければ100万出せ、と脅されていた。
弟たちのこんな大きな悩みも知らず、小雪の見合いに付き添う達也の心中は？そして、小梅の合格発表が近づくなかで、雅也はある重大決心を兄妹たちに伝えようとしていた。