国内女子ゴルフツアーでも屈指の歴史を誇るフジサンケイレディスクラシック。
その歴史に刻まれた名勝負を、1982年の第1回大会から厳選してプレイバック!
開催コース:
第1回大会(1982年)~第14回(1995年) ファイブハンドレッドクラブ(静岡県裾野市)
第15回大会(1996年)~第22回(2003年) 富士桜カントリー倶楽部(山梨県南都留郡富士河口湖町)
第23回大会(2004年) 富士レイクサイドカントリー倶楽部(山梨県南都留郡鳴沢村)
第24回大会(2005年)~ 川奈ホテルゴルフコース富士コース(静岡県伊東市)
※第39回(2020年)は大会中止
#1
第1回大会(1982年) 優勝:小林洋子 ファイブハンドレッドクラブ(5,460m Par73)
プロ入り6年目26歳の小林洋子が初日からトップをマーク。
最終日はアウトで2アンダーとスコアをのばし追い上げる呉明月をかわして自身初優勝、
初代クイーンの座についた。
#2
第4回大会(1985年) 優勝:涂阿玉 ファイブハンドレッドクラブ(5,745m Par73)
通算9アンダーの涂阿玉が圧倒的な強さで、大会初優勝を「完全優勝」で飾った。
大迫たつ子は通算7アンダーで単独2位、
通算7オーバーの中島恵利華が3年連続でベストアマチュア賞を獲得した。
#3
第7回大会(1988年) 優勝:安井純子 ファイブハンドレッドクラブ(6,440yds Par73)
153㎝の体をフルに使う“剛”の安井純子と
171㎝の長身からソフトなコントロールを身上にする“柔”のC.ラリック。
対照的な両者の一騎打ちは、1打差のまま18番まで持ち込まれたが、
安井がそのまま逃げ切り、ラリックの連続優勝を制止して初優勝。
#4
第9回大会(1990年) 優勝:平瀬真由美 ファイブハンドレッドクラブ(6,480yds Par73)
初日からトップを突っ走ったプロ3年目の平瀬真由美。
しかし、最終日のスタートは思い通りにいかず日陰温子の猛追を受けるが、
5番ホールから4連続バーディーと怒涛の猛チャージを見せ通算8アンダーをマーク。
2位に4打差をつけ大会史上最年少チャンピオン(20歳10ヵ月)に輝いた。
#5
第11回大会(1992年) 優勝:岡本綾子 ファイブハンドレッドクラブ(6,480yds PAR73)
7アンダー単独首位で最終日を迎えた岡本綾子。
5番でボギーを叩きスコアを落とすが、直後の6番から連続バーディーを決めて通算9アンダーをマーク。
大会初優勝を遂げ通算54勝目を挙げた。
また、これで生涯獲得賞金3億円、海外でのツアーを含めると6億円をそれぞれ突破した。
#6
第13回大会(1994年) 優勝:黄玥珡 ファイブハンドレッドクラブ(6,520yds PAR73)
最終組が17番を終了した時点で、黄玥珡が5アンダーでトップ。
吉川なよ子とアマチュアの有藤智香が1打差の大混戦となった最終日。
迎えた18番Par3で、黄玥珡と吉川なよ子はワンオンしたが、有藤は池に打ち込んでしまい万事休す。
黄玥珡がパーでホールアウトし優勝を飾った。
#7
第15回大会(1996年) 優勝:岡本綾子 富士桜カントリー倶楽部(6,409yds PAR72)
戦いの舞台が、山梨県河口湖町(現在の富士河口湖町)の「富士桜カントリー倶楽部」に移された第15回大会。
最終日トップでスタートした岡本綾子が、一時は大城あかねに並ばれながらも、
通算6アンダーで2年ぶり大会2回目の優勝を挙げ、通算60勝を達成した。
#8
第18回大会(1999年) 優勝:米山みどり 富士桜カントリー倶楽部(6,304yds PAR71)
最終日トップでスタートした米山みどりが、4バーディー1ボギーの68で回り通算6アンダー。
記念すべきツアー初優勝を果たした。
プロ入り後370日目での優勝は、1988年のツアー制度施行後日本人選手では最速記録となった。
#9
第21回大会(2002年) 優勝:具玉姫 富士桜カントリー倶楽部(6,297yds PAR71)
首位と2打差の2位で最終日を迎えたプロ25年目のベテラン具玉姫が、
首位スタートの米山みどりを逆転し、フジサンケイレディスクラシック初優勝を飾った。
なお、ロゥアマチュアは、23位タイで大会を終えた宮里藍が受賞した。
#10
第24回大会(2005年) 優勝:藤井かすみ 川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,456yds PAR72)
現在開催されている川奈ホテルゴルフコース富士コースでの初開催となった2005年大会は、
最終日首位スタートの福嶋晃子と1打差スタートの肥後かおりが一進一退の攻防を続けたが、
肥後があがり2ホール失速し、先にホールアウトしていた藤井と福嶋によるプレーオフへ突入。
その1ホール目で、福嶋はボギーとしたが藤井がパーセーブに成功し、
藤井が大会史上初の連覇を飾るとともに川奈の初代女王に輝いた。
#11
第25回大会(2006年) 優勝:大山志保 川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,464yds PAR72)
川奈開催2年目となった2006年大会は、最終日に猛チャージを見せた飯島茜が首位でホールアウト。
飯島が18番グリーン横で見つめる中、1打差で追っていた最終組の大山志保は、パーオンするのがやっと。
約20mのバーディーパットを残し、誰もが飯島の優勝を確信した。
しかし、大山はこのロングパットをねじ込み、勝負の行方はプレーオフへ。
1ホール目で大山がパーセーブしたのに対して、飯島がボギーをたたき、大山志保がツアー通算4勝目を挙げた。
#12
第26回大会(2007年) 優勝:佐伯三貴 川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,464yds PAR72)
2007年大会は、最終日を首位と2打差でスタートした当時大学生の22歳佐伯三貴が、
13番から怒涛の3連続バーディーを奪い勝負を決めた。
佐伯は、ツアープロ登録4戦目、わずか112日での初優勝。
これは、宮里藍(146日)を抜いて当時の日本ツアー史上最速記録となった。
#13
第29回大会(2010年) 優勝:服部真夕 川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,464yds PAR72)
快晴の最終日、首位タイでスタートした服部真夕。
前半終了時点で2位に4打差をつけ、2年ぶりの優勝は確実と思われた。
しかし、終盤に難易度の高いホールが続く川奈は、彼女に対しても容赦なく牙をむく。
強い風が吹き始めることで知られる15番Par4の2打目でまさかのOB。
ダブルボギーを叩き、追いかける藤本麻子に1打差に迫られる苦しい展開。
それでも、優勝への強い執念を見せる服部は、16番からの3ホールでも臆することなくピンを攻め続け通算7アンダーでフィニッシュ。
2年ぶりツアー2勝目を挙げた。
#14
第34回大会(2015年) 優勝:藤田光里 川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,367yds PAR72)
フジサンケイレディスクラシックの歴史の中でも、間違いなく「記憶に残る名勝負」となったのが、この2015年大会。
序盤から、誰が抜け出すか全く分からない大混戦。最終組が18番グリーンにあがった時、首位には6人が並んでいた。
誰もが6人によるプレーオフという前代未聞の戦いを覚悟する中、
首位タイの一人だった藤田光里がグリーンエッジから約5mのバーディーパットをねじ込み、涙のツアー初優勝。
極度のスランプを乗り越え、歴史に残る大激戦を制した。
#15
第35回大会(2016年) 優勝:大山志保 川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,376yds PAR72)
4月14日に発生した熊本地震の翌週に開催された2016年大会。
被災地に勇気と希望を届けたのは、高校時代などの7年間を熊本で過ごした大山志保だった。
最終組の一つ前の組でプレーしていた大山は着実にスコアを伸ばし、難関ホールの18番でもバーディー。
首位を走っていた最終組のアン ソンジュと1打差でホールアウトし、プレーオフに備えてパッティング練習へ。
アン ソンジュは18番のセカンドショットをバンカーに入れ3オンとすると、
まさかの3パットでダブルボギーとし、大山が劇的逆転優勝!
諦めない心で本大会2回目の優勝を掴んだ大山は、
優勝賞金1,440万円の全額を「第二の故郷」と話す熊本に寄付した。
#16
第37回大会(2018年) 優勝:永峰咲希 川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,376yds PAR71)
最終日を首位と3打差の5位でスタートした永峰咲希は、
17番まで6バーディーノーボギーでまわり、単独首位に立った。
しかし、最終18番ホールで痛恨の3パットでボギーとし、先にホールアウトしていた菊地絵理香とのプレーオフへ。
迎えたプレーオフ2ホール目、2打目でグリーンを捉えた永峰に対し、
菊地は2打目がわずかにグリーンをオーバーし3オン。
先に永峰が2パットのパーとしたのに対し、菊地はパーパットを外し勝敗が決した。
ステディーなゴルフで期待されていた永峰が、プロ5年目でようやくツアー初優勝を果たした。
※放送内容、放送時間は予告なく変更される場合がございます。
2025年5月20日 現在
ご視聴に関する電話でのお問い合わせはこちらまで
【フジテレビ有料チャンネル インフォメーションセンター】
TEL:0570-088-818
受付時間:10:00~20:00
このページに掲載されている写真を無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合があります。
『フジテレビホームページをご利用される方へ』のページをお読み下さい。
当ウェブサイトでは、ソーシャルメディア機能を提供し、ユーザのニーズ・興味・関⼼に合致したコンテンツや広告配信を提供するためにクッキーを使⽤しています。
詳細は、プライバシーポリシーをご確認ください。
©FujiTelevision Network,Inc.All rights reserved.