パク・ハナ、ワン・ビンナ、チェ・ミョンギル、ハン・サンジン、イ・ウニョン ほか
華麗なアパレル財閥の屋敷。
それは お互いをだまし合い、欲望のために操る人形の家だった―――
高級ブランド品を扱うアパレルショップの優秀な販売員であるホン・セヨン(パク・ハナ)。家計のため専門教育こそ受けることができなかったが、長年の夢であるデザイナーを目指して持ち前のセンスを生かして自作した服を、仕事の合間を縫って東大門の洋品店に売り込む忙しい毎日を送っていた。
そんなセヨンの最愛の母親であるキム・ヨンスク(チェ・ミョンギル)は、平日は住み込みで働き週末に家に帰るという二重生活を30年にわたり続けていたが、家族には明かしていない秘密があった。それは彼女が、大手アパレル財閥「ウィナーズグループ」の総帥にして創業者であるウン会長の屋敷のすべてを差配する執事を務めていることだった。なぜか家族には勤務先は明かさず家政婦をしていると偽っていたのだった。
一方そのヨンスクが一切の身の回りの世話をするウン会長の孫ウン・ギョンヘ(ワン・ビンナ)は、唯一の直系親族として溺愛され、暮らしぶりこそ贅沢だが、医師に“買い物依存症”と診断されており、治療薬に依存し、夫である野心家のチャン・ミョンファン社長(ハン・サンジン)とは険悪な関係で、幸せとは言えない毎日を送っていた。
そんなある日、ギョンヘがセヨンの働く店を訪れたことで彼女たちの人生が交錯し始める。ギョンヘは万引きを目撃され逆上してセヨンに暴行を加えるが、その様子を見ていたのはウィナーズの秘書室長イ・ジェジュン(イ・ウニョン)だった。だがこの出会いこそがウィナーズを巡る死闘の始まりであることを、この時に居合わせた3人は知る由もなかった。それ以来、否応も無くセヨンとギョンヘの関わりが始まるが、ヨンスクは自分が手塩にかけるこの2人の出会いに異様な警戒感を示す。それは30年前に端を発する2人の人生への運命のいたずらに、ヨンスク自身が関与しているためだった。
セヨンはいつしかギョンヘのパーソナルショッパーとしてウン会長の屋敷で働き始め、ウィナーズのデザイナーとしても活躍を始めるが、当人たちが知らない2人の因縁をミョンファンが嗅ぎつけると、ウィナーズを巡る様相は一変し始める。
何が本当で、どれが偽りの絆か?愛憎を乗り越えて真実の愛と成功を掴むのは誰?“人形の家”を舞台にしたドラマが今、幕を開ける。
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パク・ハナ、ワン・ビンナ、チェ・ミョンギル、ハン・サンジン、イ・ウニョン ほか