ひょんなことから旅先で殺人事件に遭遇した大学教授が事件解決に挑むシリーズ第2弾。「名門・花園女子大文学部教授の夏目龍之介（橋爪功）は、ある夜男にしつこく追いかけられているという生徒を助けた。恋人同士だという男に対して、女生徒の方はストーカーだと言い切る。生徒ということもあり、その場を救った夏目だったが、数日後再び、その生徒・三島亜紀（石橋けい） に会った。それは、夏目が顧問のような立場にある文学史跡踏歩会が企画した伊豆の旅でのことだった。メンバーである伊藤妙子（櫻井淳子）らが亜紀を元気づけようと連れ立ってきたのだ。しかし、亜紀は行く先々で男の影におびえ始め、やがてそれは本当にあの時の男・木村洋一（宮川ギナ） が現れるという最悪の展開になってしまった。その上、小林（津久井啓太） という男によってわざわざ届けられる花束。すると今度は妙子が、小林の顔を見て、何かを思い出したかのように凍りついた。妙子は、地元でトラック運転手をしている姉の貴子（森口瑶子）に頼み、別の宿泊先をとるが、そこにも木村は現れた。ついに、たまりかねた妙子たちは、制裁として木村を袋叩きにしてしまう。単なる制裁のつもりの行為は、木村が遺体で発見されたことによって、殺人事件となり、妙子、亜紀らは逮捕されてしまう。夏目は生徒の無実を信じて、そして貴子は妹・妙子を救いたい一心で、協力して真犯人を捜し始めた。