愛の誓いもその意味を無くした今の時代。子が親を殺し、親は子を捨てるそんな破倫が毎日のようにニュースから流れている。
こんな荒れに荒れた世の中でこのドラマは血こそ繋がっていないが、お互いのためなら自分を犠牲にしてもいいと言う母と娘の話を送ろうとしている。
父親の再婚で家族になった彼女たちは、最初は水と油のような関係だった。そんな中、夫であり父親だった男が彼女たちを残して死んだ。しかし、彼女たちは薄れていく意識の中、お互いの事を宜しく頼むと言い残した彼の最後を覚えていたから、彼が自分たちを心から愛してくれていたことが理解できたから、彼女たちは今、このジャングルのような世の中でお互いを唯一の家族で絶対な味方で友達であろうと手をつないで一緒に歩いている。そんな彼女たちを通じて血の繋がり以外のもので繋がる新しい家族の形を提案する。

血は水より濃いがそんな血より濃いのが愛なのだ。