世にも奇妙な物語

  • #1

    「瞳の中へ」「もういちど」「盗聴レシーバーの怪」

    ■「瞳の中へ」
    麻奈子(藤田朋子)は怪しい店で安コンタクトを購入。そのコンタクトを付け始めた朝から彼女と目が合う人が次々と自殺していく。
    出演者:藤田朋子/沢向要士 ほか
    原作・脚本:信本敬子
    演出:舛田明廣

    ■「もういちど」
    石田(中井貴一)は残業のため、恋人・由里(鷲尾いさ子)と待ち合わせした場所へ向かえずにいた。その時会社に電話がかかってくる。仕事を片付けたらすぐ行くからと言う石田に、「もう別れましょう。さようなら」と電話を切ってしまう由里…。
    出演者:中井貴一/鷲尾いさ子 ほか
    原作・脚本:武上純希
    演出:小林淳郎

    ■「盗聴レシーバーの怪」
    澤田(真木蔵人)は予備校通いの為に一人暮しをする男だが、最近は予備校にも行かずにもっぱら趣味の盗聴をしながら過ごす毎日。ある日、盗聴器で電話の会話を盗聴していると、不倫を清算したい女と、それを拒む男の声が聞こえて来た。
    出演者:真木蔵人/伊沢弘 ほか
    原作・脚本:高田勝博
    演出:中野昌宏

    初回放送日:2014/07/27

  • #2

    「コレクター」「極楽鳥花」「運命の赤い糸」

    ■「コレクター」
    主人公(田中律子)は有名人のサイン集めが趣味という女性。街中でテレビで見覚えのある男とすれ違う。すかさずサインをねだる主人公だが、実はその男…。
    出演者:田中律子/塩見三省 ほか
    原作・脚本:関澄一輝
    演出:舛田明廣

    ■「極楽鳥花」
    ある日主人公(宅麻伸)は、電車で不思議な女(裕木奈江)に出会う。その女は突然主人公に「極楽鳥花は咲きましたか?」と聞く。主人公は、女の言っている意味も、何故自分にそんな事を言ってくるのかもわからなかった。
    出演者:宅麻伸/高沢順子/裕木奈江 ほか
    原作・脚本:塩田千種
    演出:笹本泉

    ■「運命の赤い糸」
    男の子はある朝起きたら自分の指に赤い糸が結ばれている事に気付く。そしてその糸をたどって町へ出ると、みんなに赤い糸が結ばれている。
    出演者:中村繁之/長山洋子/高橋由美子 ほか
    原作・脚本:関澄一輝
    演出:中野昌宏

    初回放送日:2014/07/27

  • #3

    「呪いの紙人形」「息子帰る」「占いセット」

    ■「呪いの紙人形」
    幼い頃主人公は養父や学校の先生に叱られたり、同級生の男の子にいじめられたりしていた。ある日占い師から呪いの紙人形を買った主人公は、「みんな死んでしまえばいい…。」と思い、色々な死に方でその紙人形を嫌いな人達に例えて殺す。
    <出演者>菊池桃子/別所哲也 ほか
    <原作・脚本>西岸良平・武上純希
    <演出>光野道夫

    ■「息子帰る」
    主人公はボクサー、田舎に住む父親が臨終を迎えようとしている時に、彼は東京で試合をしていた。負ければ引退せざるを得ない。しかし一方的に殴られるばかりで、今にもタオルを投げられそうな内容。それは主人公が父親の元に行きたかったからだった。
    <出演者>布施博/渡辺満里奈 ほか
    <原作・脚本>三谷幸喜
    <演出>舛田明廣

    ■「占いセット」
    主人公は最近マンションに引っ越してきたばかりで、隣人たちとは歳が離れているためなかなか交流も無かった。ある日景品でもらった占いセットをごみの日に出したところ、それを間違って捨てたものだと思い込んだ近所の奥さんが主人公に返しにきた。
    <出演者>田中美佐子/中尾ミエ ほか
    <原作・脚本>折川冬雪
    <演出>舛田明廣

    初回放送日:2015/04/22

  • #4

    「百円の脳みそ」「タイム・スクーター」「我が家はどこだ」

    ■「百円の脳みそ」
    主人公は大学生の男。自炊をしている最中、味噌が切れているのに気付いて買いに出る。店先では産地や種類の代わりに古今東西の「天才」と呼ばれる人物の名が記されていた。
    出演者:勝俣州和 ほか
    原作・脚本:綾瀬麦彦
    演出:笹本泉

    ■「タイム・スクーター」
    若いサラリーマンが主人公。社長令嬢との縁談を薦められ、今の婚約者と別れようとするが切り出せずに悩んでいた。そんな時、道端の露店で「時をさかのぼるスクーター」を見つける。
    出演者:高嶋政伸/石田ゆり子 ほか
    原作・脚本:西岸良平・水橋文美江
    演出:木村達昭

    ■「我が家はどこだ」
    会社帰りに同僚とのみに行っていた主人公。気分良く家に着くが家には知らない人がいる。柱の傷などを言い当ててここは自分の家だと主張するが「昔」自分が住んでいた家であることに気づき、そそくさと退散する。
    出演者:柄本明/新井康弘/きたろう ほか
    原作・脚本:関澄一輝
    演出:舛田明廣

    初回放送日:2015/04/29

  • #5

    「この気持ち伝えて」「19XX」「記憶の沼」

    ■「この気持ち伝えて」
    出演者:高岡早紀/角田英介/安岡泰樹/芦沢孝子/三浦保子/奈美悦子 ほか
    脚本:綾瀬麦彦
    演出:杉山登

    ■「19××」
    当時深夜に放送中だったフジテレビの懐メロ番組「19××」とのコラボ作品。
    出演者:梶原真理子/石原良純/中野英雄/徳井優 ほか
    脚本:水橋文美江
    演出:本間欧彦

    ■「記憶の沼」
    不気味な雰囲気の女の子が出てくる夢に酷くうなされる女。そんなある日、夢の中に出てきた女の子を見つける。その子の後を追っていくと人気の無い森に辿り着いてしまう。怖くなって立ち去ろうとすると、今度は女の子が追いかけてくる。
    出演者:若村麻由美/鈴木裕子 ほか
    脚本:武上純希
    演出:舛田明廣

    初回放送日:2015/05/06

  • #6

    「逆転」「おやじ」「スローモーション」

    ■「逆転」
    飛び降り自殺に出くわすサラリーマン。落ち着きを取り戻して周囲見回しているうちに周りの人々の奇妙な表情に気付く。皆が笑いを浮かべているのだ。笑う事が悲しみの表現であり、泣く事が喜びの表現であるという「逆転」した世界に入り込んでしまったと気付くサラリーマン。
    出演者:片岡鶴太郎/熊谷真実/伊東達広 ほか
    脚本:君塚良一
    演出:及川俊明

    ■「おやじ」
    男(鶴瓶)の妻は息子の担任(森脇健児)と浮気している。その証拠となる、担任の部屋の合鍵を、息子は知ってか知らずかランドセルのキーホルダーに。鍵を取り返そうと緊迫する妻と担任。夫だけが何も知らずにデパートの屋上からぼんやりと外を眺める。
    出演者:笑福亭鶴瓶/中田喜子/森脇健児/田口トモロヲ ほか
    スタッフ:脚本:加藤芳一
    演出:鈴木恵悟

    ■「スローモーション」
    飛び降り自殺を図るサラリーマン(明石家)。飛び降りる最中の景色はスローモーション。8階、7階と落ちていく中で、普段外でしか付き合いのなかった住人達のプライベートを見る事になる。
    出演者:明石家さんま/浅田美代子 ほか
    脚本:清水東
    演出:荻野繁

    初回放送日:2015/05/13

  • #7

    「恐怖の手触り」「噂のマキオ」「楊貴妃の双六」

    ■「恐怖の手触り」
    物に触れると人の過去を読めるというサイコメトリング能力を持つOL・里美(中山美穂)は、ある日自分の車が故障して立往生してしまった為に、通りかかった男の車に拾われる。 男の持っているペンダントに触れた時、女性が何者かに首を絞められている様子が…。
    出演者:中山美穂/坂田祥一郎/ジョニー大倉 ほか
    脚本:武上純希/土屋斗紀雄
    演出:鈴木雅之

    ■「噂のマキオ」
    奈津子の通う高校では、人面犬やトイレの花子さんの噂が流行っている。しかし奈津子だけは、馬鹿馬鹿しいと噂を信じない。ある日、弟の伸之の洗濯物を持っていくよう母に頼まれた奈津子は、彼の部屋に入る。そこで、「ウワサ」と書いてあるフロッピーディスクを見つける。
    出演者:坂上香織/山田久子 ほか
    脚本:戸田山雅司
    演出:星護 

    ■「楊貴妃の双六」
    和之(野村宏伸)は、付き合っていた彼女を金持ちの男に取られてふられてしまう。バーで友人とヤケ酒を飲みながら、「絶対金を貯めてやる…」と話していたところ、ナゾの老人から楊貴妃の双六と言う、上がった者だけに巨万の富を与える双六をもらう。
    出演者:野村宏伸/筧利夫/勝俣州和/中村あずさ ほか
    脚本:土屋斗紀雄/林誠人
    演出:小椋久雄

    初回放送日:2015/05/20

  • #8

    「猿の手様」「悪魔のゲームソフト」「死後の苦労」

    ■「猿の手様」
    倒産寸前の町工場の社長・富男(布施博)。社運を懸けたアイデア商品「全自動孫の手」(ヘルメットの後ろに電動式の孫の手がついてる)も全く売れず、切羽詰った富男は、代々家に伝わる猿の手のミイラ「猿の手様」に願をかける。
    出演者:布施博/清水ミチコ ほか
    原作・脚本:土屋斗紀雄
    演出:鈴木雅之

    ■「悪魔のゲームソフト」
    テツオが通う小学校では、担任のよし子先生が失踪したと警察が来る騒ぎとなっている。そんな騒ぎを尻目に、友人はテツオの家でファミコンゲーム「ドラゴンデスターIII」をやらせてくれと頼む。母親にファミコンを風呂場に投げ込んで壊されたというのだ。
    しかしテツオの家に向かう途中、彼らは三人の不良高校生に絡まれ、友人が持っていたファミコンカセットを奪われてしまう。
    出演者:高山良/長谷川歩 ほか
    原作・脚本:深谷仁一
    演出:小椋久雄

    ■「死後の苦労」
    結婚式を挙げたばかりの幸雄と福子(ゆうゆ)が、オープンカーでハネムーンへと向かう途中、大型車と正面衝突する。気が付くと二人は真っ暗な空間の中に居た。
    出演者:ゆうゆ/彦摩呂/そのまんま東/村上里佳子/マイケル富岡ほか
    原作・脚本: 土屋斗紀雄
    演出:星田良子

    初回放送日:2015/05/27

  • #9

    「私じゃない」「家族の肖像」「モルモット」

    ■「私じゃない」
    海外に行ってきた恋人がくれた不思議な指輪。指輪をつけると男の本性が見えてくる。
    出演者:中嶋朋子/田中雅子/中丸新将 ほか
    企画:河野雄一/清水賢治
    脚本:野依美幸
    演出:星田良子

    ■「家族の肖像」
    一家3人とペットの犬が乗った車が交通事故に遭い少年1人だけが生き残る。その後、少年は親戚の家に預けられたが、なんとなくなじめず、無人の実家に帰り一家が幸せだった頃に撮ったホームビデオを見て過ごす毎日を送る。しかし、ある日。いつものように実家に帰ると父親と母親と犬が普段通り生活してる。不思議に思いながらも彼は団欒の一時を過ごす。
    出演者:土倉有貴/咲輝/本田博太郎/友里千賀子 ほか
    企画:河野雄一/清水賢治
    脚本:林誠人
    演出:鈴木雅之

    ■「モルモット」
    主人公は薬剤師。向かいにあるマンションに住む老人は、主人公の店で飲み薬を調合してもらっている。主人公は老人を実験動物扱いし、適当に調合した薬を与えてはその反応を双眼鏡で観察するのを隠れた趣味としていたが…。
    出演者:小堺一機/村上冬樹/大島蓉子 ほか
    企画:河野雄一/清水賢治
    脚本:君塚良一/小山協子
    演出:落合正幸

    初回放送日:2015/06/03

  • #10

    「目撃者」「伝言板」「女優」

    ■「目撃者」
    仕事から会社に戻って見たものは、血の付いたナイフを持って逃げる男だった。
    出演者:布川敏和/六平直政 ほか
    企画:河野雄一/清水賢治
    脚本:浜田金広
    演出:鈴木雅之

    ■「伝言板」
    恋人のいない由美。一人で出かけようと駅に来た所を同僚に見つかりからかわれる。
    とっさに、そこにあった伝言板に「信ちゃんへ 喫茶店で待っています 由美」
    と書き、待ち合わせているように見せかけるが…。
    出演者:有森也実/水谷あつし/中上ちか ほか
    企画:河野賢一/清水賢治
    脚本:月島水樹(北川悦吏子)
    演出:河野圭太

    ■「女優」
    主人公の女優は、雑誌の記者にインタビューされている。「私は最近役に成りきる癖がついて、撮影が終わった後でも役が抜けずに暴走してしまう事がある」と話す。
    その様子を見ている医師。記者に「ここは病院で、彼女は自分が女優であると信じ込んでいる精神病患者だ。」と話す。
    出演者:ジュディ・オング/長塚京三/大高洋夫 ほか
    企画:河野賢一/清水賢治
    脚本:野依美幸
    演出:星護

    初回放送日:2015/06/10

  • #11

    「ボロボロ」「大蒜(にんにく)」「柵」

    ■「ボロボロ」
    うだつのあがらないサラリーマン・堀田はある日から「自分を尾行している男がいる」という被害妄想にとらわれ始める。やがて堀田はノイローゼになり、精神的にボロボロの状態に。
    出演者:三田村邦彦/大島蓉子/鶴岡修 ほか
    企画:河野雄一/清水賢治
    原作:西ゆうじ
    脚本:斉藤猛
    演出:河野圭太

    ■「大蒜(にんにく)」
    ある主婦がカレーを作ってる最中ににんにくを買い忘れていた事に気付く。近所の八百屋に買いにいくが、店主は留守。台所で鍋を火にかけたままだとを思い出し焦る余り、にんにくを持ってきてしまう。
    出演者:榊原郁恵/田根楽子/福田健次 ほか
    企画:河野賢一/清水賢治
    脚本:月島水樹(北川悦吏子)
    演出:星護

    ■「柵」
    うだつの上がらない男が豪邸の柵に首がはさまって抜けなくなった。酔っ払いに財布を抜かれ、首を切断されそうになったり散々な目に会う。その後豪邸で飼われている犬(ドーベルマン)に見つかってしまう。
    出演者:小林克也/佐野史郎/間寛平 ほか
    企画:河野賢一/清水賢治
    脚本:小山協子
    演出:落合正幸

    初回放送日:2015/06/17

  • #12

    「食べ過ぎた男」「逆探知」「青い鳥」

    ■「食べ過ぎた男」
    出演者:草刈正雄/高島礼子/中原潤 ほか
    企画:河野雄一/清水賢治
    脚本:植竹英次
    演出:落合正幸
    家族で食事に出掛けた大木が娘の残した料理を食べていると、急に耳なりがして激しい空腹感に襲われた。同じ症状が時々現れ、大木はその度にすさまじい食欲を示していた。ある日、大木は、取引先の接待で食事に行くことになる。

    ■「逆探知」
    出演者:橋爪功/余貴美子 ほか
    企画:河野賢一/清水賢治
    脚本:笠原邦暁/山城桜子
    演出:星田良子
    「子供が誘拐された」という母親からの通報が入り、刑事達はある家に急行する。
    が、母親の話は妙に辻褄が合わない。そこに父親が帰宅、刑事達に謝る。
    実は、子供は既に死亡しており、その死を認められない母親が不在理由を「誘拐された」と合理化して通報したのだろうと説明する父親。

    ■「青い鳥」
    出演者:藤田朋子/河原さぶ/小河麻衣子 ほか
    企画:河野賢一/清水賢治
    脚本:鄭義信
    演出:川上一夫
    主人公はOLで一人暮らしをしている。田舎の父親とは、主人公が子供の頃に再婚したことから、不仲となってしまっていた。お正月にも田舎に帰らない主人公の前に、一人の少年が現れる。訝しがりながらも、その少年との生活を楽しみはじめる主人公だったが……。

    初回放送日:2015/06/24

  • #13

    「待ちぶせ」「見たら最期」「なんなのォ!?」

    ■「待ちぶせ」
    出演者:小堺一機/平泉成 ほか
    脚本:小山協子
    演出:落合正幸
    ある日、冴えない男は中学生3人の待ち伏せに遭う。3人は何処へ行っても男を待ち伏せている。男以外には3人の姿が見えないことに気づき、彼は精神科で診察を受けることに。

    ■「見たら最期」
    出演者:筧利夫/西田健 ほか
    脚本:寺田敏雄
    演出:本広克行
    テレビ局のクルー達が昔から続いている豪農の家の日本人形を取材に行く。
    撮影を終え、車内で画像を確認したところ、画面右端に日本人形そっくりの女の子が
    立っているのが見える。撮影の時にはそんな女の子はいなかった筈なのに……。

    ■「なんなのォ!?」
    出演者:泉ピン子/村井国夫 ほか
    脚本:倉沢佐知代
    演出:星田良子
    隣りの家族と自分の家族を入れ替わりたいと思うと次の日、本当に入れ替わってしまう。

    初回放送日:2015/07/01

  • #14

    「残像」「嘘八百屋」「リフレイン」

    ■「残像」
    出演者:宮川一朗太 ほか
    脚本:戸田山雅司
    演出:星護
    男は一人暮らしするためマンションに引っ越してきた。 そこには、前の住人が忘れたものなのか、もともと備え付けなのかはわからないが、大きな鏡が壁にかけられていた。 その鏡の端の方に回転式のノブのようなものが取り付けられていた。 なんだろうと思って、男はそれを回してみた。 すると、いきなり鏡に女性が化粧している姿が現れた。

    ■「嘘八百屋」
    出演者:西村知美 ほか
    原作:よしまさこ
    脚本:夢野沙里
    演出:河野圭太
    おじいさんから「嘘のセリフ」を買った主人公は、不倫相手である彼に別れを告げます。深く傷ついた主人公は雨に打たれながら町をさまよいます。家に戻ると電話のベルが…。受話器をとると、知らない男性と幸せそうに話す自分の声が聞こえます。

    ■「リフレイン」
    出演者:松崎しげる ほか
    脚本:田子明弘
    演出:落合正幸
    離婚して離れ離れに暮らす主人公。その日は息子との面会日。久しぶりの息子との団欒。そこに、見知らぬ男が近付いてくる。男は通り魔だった。止める間もなく殺されてしまう息子。その直後、その日の朝に戻る。繰り返しの記憶を残しているのは主人公だけだった。

    初回放送日:2015/07/08

  • #15

    「38′25″」「箱の中」「不幸の伝説」

    ■「38’25”」
    出演者:勝俣州和 ほか
    脚本:戸田山雅司
    演出:星護
    主人公は彼女から運転手のように扱われ、呼ばれればどこへでも駆け付ける。いつ彼女に呼ばれても問題がないよう携帯電話を買った主人公は、ふとした事でその電話が38分25秒後の未来にかかると知る。

    ■「箱の中」
    出演者:黒田福美/豊原功補 ほか
    脚本:小林竜雄
    演出:落合正幸
    男がエレベーターに乗っていると怪しい女が乗ってくる。エレベーターは動き出すが、故障で止まってしまう。 そうすると、女が「あなたはアノ男の使いでしょ。絶対に別れないから」などと訳のわからないことを言ってくる。エレベーターが正常に戻り、女はバッグをエレベーターに置いてどこかに行く。男がバッグを見てみると血がダラーリ。赤ん坊の生々しい死体…。

    ■「不幸の伝説」
    出演者:ミスターちん/太田光(爆笑問題) ほか
    脚本:中村功一
    演出:鈴木雅之
    ある男が友達にきりだした。
    ある『伝説』を聞いた人は、それと同じ内容を12時間内に10人に話さないと、その人の身に不幸が起こるらしい。いわゆる『不幸の手紙』みたいなもんなんだ。

    初回放送日:2015/07/15

  • #16

    「シンデレラ」「夢」「秘密の花園」

    ■「シンデレラ」
    出演者:中島唱子/もたいまさこ ほか
    脚本:鈴木たか子
    演出:渡辺孝好
    ヒロインは太った女。同僚達がドレスを着てパーティーに行くのを見ると、自分も行ってみたいと思っていた。そんなヒロインを見かねた女がヒロインに魔法をかけ、ヒロインを美しく変身させる。そして、ガラスの靴をプレゼントする。「でも12時を過ぎたら魔法は解けて、理想のプロポーションはもとに戻ってしまうの。だからそれまでには戻ってきてね……」

    ■「夢」
    出演者:世良公則/郷田ほづみ ほか
    脚本:鈴木たか子
    演出:黒沢直輔
    主人公はエリート医師。モノクロームの夢の中では殺人を犯して裁判を受けている犯罪者だった。あまりにリアルな夢に悩まされた主人公は同僚の精神科医に相談する。

    ■「秘密の花園」
    出演者:鶴見辰吾/大西結花 ほか
    脚本:鈴木たか子
    演出:高橋貞彦
    天才だが偏執的な科学者。最愛の恋人が死んだ悲しみからそのクローンを作り出す。世間の目を恐れた男は「恋人」を屋敷の敷地から一歩も出さずに育てる。「あの塀の外には何があるの?」「お前は知らなくていんだよ。」

    初回放送日:2015/07/22

  • #17

    「神様」「ハネムーン」「もうひとり」

    ■「神様」
    出演者:ポール牧/中村有志 ほか
    脚本:鈴木貴子
    演出:小久保利己
    人間の住む世界に神様がやってくる。しかし、変人扱いされるだけで誰にも神様とは認めてもらえない。落ち込んだ神様は、証拠を見せるため奇跡を起こすことにするのだが…。

    ■「ハネムーン」
    出演者:高木美保/野際陽子 ほか
    脚本:鈴木貴子
    演出:加藤仁
    夫の前妻の幽霊に苦しめられる新妻の恐怖を描く。湖畔に立つ旧い屋敷。使用人が一人で住んでいる。そこに結婚直後のカップルがBMWに乗ってやってきた。屋敷は旦那の別荘だったのだ。屋敷の中は薄暗く、肖像画や鉄甲冑など不気味な置物が置いてある。そんな中、旦那に急用が出来てしまい、女、二人残される。

    ■「もうひとり」
    出演者:風間杜夫/桜金造 ほか
    脚本:山下光司
    演出:中山博行
    ドッペルゲンガー(自己像幻視)を体験した男の悲劇を描く。残業で遅くなった稲田は家に帰り、妻が作ったビーフシチューを食べる。妻はダイエット中だからと言って食べなかった。そして、会社へ行き、まわりの人の反応から自分がもう一人いることに気づく。外へ出て再び会社に電話してみると「稲田は私ですよ」ともう一人の自分が電話に出たのだ。

    初回放送日:2015/07/29

  • #18

    「顔色」「完全犯罪」「Door」

    ■「顔色」
    出演者:渡辺満里奈 ほか
    脚本:棟居仁
    演出:萩庭貞明
    主人公の女(渡辺満里奈)はある日突然、人の顔色が青く見えるようになった。その青い顔をした人は、次々に死んでいく。ある日バスに乗っていると、バスの乗客全員が青い顔をしていた。バスのミラーに写った自分の顔を見ると、自分も青い顔をしていた…。

    ■「完全犯罪」
    出演者:内藤剛志 ほか
    脚本:棟居仁
    演出:三輪誠之
    主人公の男は、男性を殺した。完全犯罪を目指していた男は女装をしていた。そして家を出ようとすると、新聞屋が玄関にきた。それが去ったと思えば被害者の彼女から電話がかかってきた。今から合鍵を持ってくるというのだ。

    ■「Door」
    出演者:近藤敦/深津絵里 ほか
    脚本:鈴木貴子
    演出:増田天平
    男はヤクザの娘と付き合っていたが、そのことが親のヤクザにバレてしまい、赤いドアと青いドアがある部屋に監禁されてしまう。そして、ヤクザが一度だけチャンスを与えてやると言う。

    初回放送日:2015/08/05

  • #19

    「常識酒場」「いたれりつくせり」「精神力」

    ■「常識酒場」
    出演者:今井雅之 ほか
    脚本:飯田譲治
    演出:飯田譲治
    酒場の入口。入っていく青年と少年。ネオン看板は断線して点いていない。酒場のテレビでは超能力の番組を放送していたが、店の客はインチキ番組だと散々にけなす。青年が口を開いた。「頭から否定しているけど、否定する証拠はあるのか?」

    ■「いたれりつくせり」
    出演者:早見優 ほか
    脚本:笠井健夫
    演出:阿部雄一
    女が事故に遭う。運ばれた病院は徹底した看護をモットーとしており、女性もその方針に従う内容の同意書に署名する。入院してみると、空腹時には食事の時間でもないのに食事が用意されたり…。

    ■「精神力」
    出演者:竜雷太 ほか
    脚本:本間英行
    演出:斉藤郁宏
    無気力でうだつのあがらない青年が、とある山奥の精神塾に行くことに。塾長は山寺の住職。塾も寺の建物を利用したもの。高額の受講料を払って集まったのは主人公同様の無気力な人間か世の中をなめきった不良のどちらか。精神力を鍛えるという名目で腕立てやランニングを嫌というほどやらされ、更に、寺の掃除や山菜取りにこき使われる主人公達だったが……。

    初回放送日:2015/08/12

  • #20

    「トラブル・カフェ」「人間国宝」「贈り物」

    ■「トラブル・カフェ」
    出演者:今井雅之 ほか
    脚本:飯田譲治
    演出:飯田譲治
    「常識酒場」の続編。念動力とテレパシーが使える兄と、未来予知とリーディング(読心術)が使える弟は、研究所で自分たちの力を抑える訓練を行い、ほぼ達成できていた。
    一時的な外出許可を得て都会のカフェに立ち寄る。触れてしまったウエイトレスの過去の記憶を覗きそうになったり念動力でグラスを壊しそうになったりと危ういシーンもあったが、なんとか一般社会にとけ込めそうな雰囲気を見せる二人だったが……。

    ■「人間国宝」
    出演者:松村雄基 ほか
    脚本:笠井健夫
    演出:福田誠
    主人公の男は刺青を入れる事にしたヤクザ。「どうせ背負うなら名人の作品を」と、人間国宝に指定された老彫師に依頼、彫師自身さえもが感服する出来栄えの全身を覆う彫物が完成する。出来栄えに喜んで事あるごとに見せびらかす主人公。ある日、いつものようにもろ肌脱ぎになろうとすると、駆けつけた見知らぬ男達に止められる。男達は文化庁職員と名乗った。彫師が亡くなり、銘が入った主人公の刺青はその遺作として公式に認められ、国の重要文化財の指定を受けたというのだ。

    ■「贈り物」
    出演者:中村あずさ ほか
    脚本:中村功一
    演出:門奈克雄
    ある日主人公の家に人形が送られてくる。首もとのボタンを押すと人形は自分そっくりに変身した。人形に仕事を任せて自分は遊びまくる主人公。しかし、人形は段々と身勝手になってゆき……。

    初回放送日:2015/08/19

  • #21

    「死体くさい」「ゴミが捨てられない」「息づまる食卓」

    ■「死体くさい」
    出演者:関根勤/高樹澪/ルー大柴 ほか
    脚本:小野沢美暁
    演出:津崎敏喜
    もうすぐ結婚する外科医の男。今日は忙しい中、新居に荷物を運んでいる。新居は中古ながら気に入った家だった。中古ということでキッチン床にちょっとしたしみがあるが、まあ値段に免じて許した。次の日起き抜けに異臭を感じた。最近運ばれてきた女性が手遅れで死んでしまったという嫌な思いがあったので、ここ2、3日嫌な夢を見ていたが、それは、その日に感じた匂いと似たものだった。

    ■「ゴミが捨てられない」
    出演者:桜田淳子/新井康弘 ほか
    脚本:小野沢美暁
    演出:久野浩平
    女は仕事一直線のキャリアウーマン。田舎の営業所での実力が認められ、東京本社に異動になる。働かない夫と小学生の息子を置いたまま、女は単身赴任で上京する。ある日、女が帰宅すると、玄関の前に出社前に出したはずのゴミが置かれている。それはいつもゴミ出しのルールを守らない女に業を煮やしたマンションの管理人がしたことだった。

    ■「息づまる食卓」
    出演者:益岡徹/佐々木一成 ほか
    脚本:小野沢美暁
    演出:吉田啓一郎
    二人きりで夕食をとっている父と10歳の息子。母親がベランダから転落死して以来、何だか父の様子がおかしい。神経質にトマトに塩かけたり、肉にドバドバとケチャップをかけたりする父。指についたケチャップを美味しそうにぺろりと舐める…。

    初回放送日:2015/08/26

  • #22

    「歩く死体」「離れません」「8時50分」

    ■「歩く死体」
    出演者:渡辺裕之 ほか
    脚本:小野沢美暁
    演出:久野浩平
    主人公は風景専門のビデオマン。撮影のために妻とともに雪山に登るが事故が起こり、遭難する。妻は重傷を負い、主人公も足を痛める。怪我と悪化した天候のため下山できないままなんとかビバークしたがテントの中で妻は亡くなる。直後、天候は回復するが、怪我の具合から下山は不可能と判断した主人公は雪の中に妻の亡骸を埋め、ビバークを続けることにする。翌朝、埋めた筈の妻の亡骸が傍らに横たわっているのに驚く主人公。

    ■「離れません」
    出演者:つみきみほ/天宮良 ほか
    脚本:小野沢美暁
    演出:津崎 敏喜
    派手好きな姉・美恵と、大人しい妹・智恵という姉妹がいた。智恵は素敵な恋人のいる姉を羨ましく思っていた。しかし、姉は交通事故に遭って死んでしまう。残された智恵は、姉の恋人と再会して、やがて親しくなり、何度もデートする関係に。

    ■「8時50分」
    出演者:桜田淳子/岸田今日子 ほか
    脚本:小野沢美暁
    演出:新村良二
    うだつの上がらない商社マンの夫に嫌気がさしている主婦。ある日、道端で占い師の老婆にアドバイスを受ける。それに従った所、思わぬ幸運にあずかる主婦。再び老婆を訪れ、きちんと見てもらうことにする。

    初回放送日:2015/09/02

  • #23

    「あの世への伝言サービス」「笑う女」「ユリコちゃん」

    ■「あの世への伝言サービス」
    出演者:吉村明宏/杉浦幸 ほか
    脚本:小野沢美暁 
    演出:林高明
    主人公は、死者に伝言を届ける”あの世への格安伝言メッセージサービス”という、いかにもうさんくさい、インチキな商売をしている男性。そこへ婚約者を交通事故で亡くしたという美しい女性がやってきた。亡くなった婚約者に伝えたいメッセージがあるようだ。彼女の真剣なまなざしにほだされ、主人公は、その仕事を引き受けてしまう。

    ■「笑う女」
    出演者:榎木孝明/真行寺君枝 ほか
    脚本:前田正樹/戸田山雅司
    演出:塚田哲也
    主人公は、頼まれたらイヤとは言えない男。社長令嬢との結婚を控えているが、それも頼まれた、仕事のような婚約だった。そんなある日、主人公は自分の部屋に異変を感じる。天井からポタポタと水滴が落ちてきたのだ。見上げると、そこに見覚えのない穴が。穴からは明かりが見え、そこから笑い声も聞こえる。のぞき込んでみると、女がいて…。

    ■「ユリコちゃん」
    出演者:河原崎長一郎 ほか
    原作:筒井康隆
    脚本:戸田山雅司
    演出:小田切成明
    朝、おとうさんはいつものように起床し、朝食中の家族のいる居間にやってきた。「おはよう」と家族に声をかけるが、おかあさん、おにいさん、ユリコは、みな驚いた様子を見せる。しかし、おとうさんはそのことを気にとめるでもなく、普段と変わらずに朝の支度をすませると、会社に行こうとする

    初回放送日:2015/09/09

  • #24

    「バイパスの夜」「STILL」「死神」

    ■「バイパスの夜」
    出演者:寺田農/阿藤海 ほか
    原作:手塚治虫
    脚本:友澤晃
    演出:小田切成明
    ある雨の夜だった。アタッシェケースを持った一人の客がタクシーを拾った。しばらくすると客は、自分は今日起こった現金輸送車強奪事件の犯人だと話し始める。すると、それを聞いた運転手は、自分は浮気した女房を殺して逃げている最中だと告白した。二人が冗談だと大笑いしていると、ラジオから2件のニュースが流れてきて…。

    ■「STILL」
    出演者:大沢健 ほか
    脚本:戸田山雅司
    演出:林高明
    いつものように目覚まし時計をとめて、主人公は朝を迎えた。着替えをすませ、階段を降り、顔を洗う。普段と変わらない1日が始まるはずだったのに…ふと気づくと、父も、母も、姉も、自分以外のすべてが静止している。あわてて外に飛び出すが、みな人形のように動かない。この状況をなんとかしようと、主人公は行動を起こすのだが…。

    ■「死神」
    出演:そのまんま東/森山祐子 ほか
    脚本:森崎東
    演出:塚田哲也
    純一と藍子は結婚を約束した恋人同士。だが、純一は彼女の父親を前にすると、どうしても結婚の話を切り出すことができないでいた。ある夜、純一がふと目を覚ますと、そこに不気味な老人の姿があった。それは死神だった。いわく、死神が足元にいるときは、その人は死なず、枕元にいるときは死ぬという。

    初回放送日:2015/09/16

  • #25

    「リフレクション」「人形」「お前が悪い!」

    ■「リフレクション」
    出演:藤真利子 ほか
    脚本:矢崎公彦
    演出:小田切正明
    女が出勤する途中で、車のバッテリーが上がってしまった。会社に着くと、今度は青い服を着た女がぶつかってきた。仕事もうまくいかず、今日は運が悪いようだ。しばらくして、ペットショップに行くと、先程の青い服の女がいた。以来、レストランやトイレなど、行く先々で青い服の女に会い、女は自分が尾行されていると思い込む。

    ■「人形」
    出演者:杉本哲太 ほか
    原作:星新一
    脚本:川道正顕
    演出:太田雅晴
    セールスマンから「幸福のわら人形」を購入した主人公の結城。このわら人形が痛ければ、自分も痛い。わら人形が熱ければ、自分も熱い。このわら人形を安全に保つことができれば、自分も不死身になると聞いた結城は、人形を大切に扱った。そして次第に、人形を肌身離さず持っているよりも、どこかに保管したほうが良いと考え…。

    ■「お前が悪い!」
    出演者:石橋保 ほか
    原作:火浦功
    脚本 友澤晃
    演出:林高明
    主人公は、出勤途中にタクシー同士の接触事故に遭遇する。すると突然、運転手たちが、「お前のせいだ」と言って主人公に迫ってきた。それからというもの、取引先でも「お前のせいだ!」、 課長からも「お前が悪い!」 と、会う人会う人から、いわれのないことで難癖をつけられるようになってしまう。ついに、主人公は発狂して…。

    初回放送日:2015/09/23

  • #26

    「通勤電車」「自動振込」「おじいちゃんの恋文」

    ■「通勤電車」
    出演:美木良介 ほか
    脚本:浜田金広
    演出:日名子雅彦
    24歳のサラリーマンである主人公は、思いきって郊外に一軒家を購入した。引っ越しをすませた翌日、2時間半をかけて会社に着くと、なぜか時間が1年経過。いつの間にか会社のマドンナと付き合っていることになっていた。まったく記憶がない主人公。その翌日も1年が過ぎていた。どうやら電車に乗るたびに時間が過ぎていくようで…。

    ■「自動振込」
    出演者加賀まりこ/原田大二郎 ほか
    脚本:浜田金広
    演出:土坂浩輝/小林俊一
    「オリエント商事」に20年勤めている伸子は、職場では最年長。口うるさいため、女性社員からは煙たがられていた。ある給料日のこと、伸子は自分の口座に、1億円が入金されていることを知り驚いてしまう。そんな彼女に、「シー・エス出版」の戸田夏夫と名乗る男が、言葉巧みに近づいてきた。伸子は、戸田に惹かれていくのだが…。

    ■「おじいちゃんの恋文」
    出演者:大滝秀治 ほか
    脚本:小林竜雄
    演出:青木征雄
    主人公の根上は、孫の名を騙って、昔好きだったユキコそっくりの女子高生・美樹と文通をしていた。ところがある日、美樹からの手紙に、今度の日曜に東京に行くので会ってくれませんかと書かれていた。日曜は明日。根上には、かつて自分の気持ちをユキコに伝えられなかったという悔いがあった。だが、美樹はユキコとは違う。根上は、本当のことを話そうと決意する。

    初回放送日:2015/09/30

  • #27

    「瞬」「すてきな休日」「顔」

    ■「瞬」
    出演者:勝村政信 ほか
    脚本:岡田惠和
    演出:門奈克雄
    男が仕事から帰ってきて、冷蔵庫を開けるといつの間にか朝になっていた。数日そんなことがつづくうちに、次第に「まばたき」をしている間に止まる時間が長くなってゆく。ついには非常に長い時間止まっていたため、様子を見に来た同僚に救急車を呼ばれ、病院へ搬送される。「まばたき」をしている間、男の時間はものすごくゆっくり流れている状態だった…。

    ■「すてきな休日」
    出演者:高木美保 ほか
    脚本:吉田弘美
    演出:矢野広成
    キャビンアテンダントの主人公は、ストーカーのいたずら電話に毎日悩まされていた。まだ陽が高いうちにフライトから帰ってきた主人公は、ベッドで仮眠をとろうとするがインターホンで起こされる。パジャマ姿のまま玄関に出ると、そこには隣人を名乗る男がいた。留守中に預かった宅配物を届けにきたという。美しい隣人に興味を持ったのか、話を長引かせてなかなか帰らない男。主人公はこの男がストーカーではないかと疑いはじめる。

    ■「顔」
    出演者:きたろう ほか
    脚本:三木聡
    演出:平山秀幸
    高校時代の同窓会の案内がきた主人公。子供と妻から高校の頃の初恋の人について問われる。卒業アルバムを見せながら当時について話すが、それと前後して主人公の周りで「顔」について不可解な出来事が続発する。ある日、銀行で口座を開くために免許証を見せるが、免許書の写真と似ていないと言われて口論になる。ふと周りを見渡すと指名手配の犯人の顔が知り合いに似ているような錯覚に陥る。同窓会に行っても初恋の人の顔が全くの別人に見えてしまう。

    初回放送日:2015/10/07

  • #28

    「屋上風景」/「坂道の女」「だれかに似た人」

    ■「屋上風景」
    出演者:鶴見辰吾/川崎敬三 ほか
    原作:阿刀田高「屋上風景」
    脚本:小中千昭
    演出:土井茂
    就職活動をしている主人公。ゼミの先輩である高野が勤める会社を訪問したところ、地下の社員食堂で待つように言われてエレベーターに乗り込んだ。すると地下に行くはずのエレベーターは何故か屋上についてしまう。屋上へ出てみると、一人の男性が近づいてきた。彼はその会社の社員だと言い、入社するのはやめた方がいいと伝える…。

    ■「坂道の女」
    出演者:京本政樹/岡本富士太 ほか
    原作:阿刀田高「坂道の女」
    脚本:大原豊
    演出:土井茂
    女性雑誌の編集部員・河野は、雨の中、大学の先輩であり人気作家でもある遠藤の家に原稿を取りに行く。バスを降り、遠藤のマンションを探していると、「おかあさ~ん」という女の子の泣き声が何度も聞こえてくる。訝しげにその声の主を探していると、「ゆきこー、ゆきこー」と叫びながら走り去る女性とすれ違う。河野はその女性とどこかで会ったことがある様な気がした。

    ■「だれかに似た人」
    出演者:斉藤慶子 ほか
    原作:阿刀田高「だれかに似た人」
    脚本:塩田千種
    演出:土井茂
    とある喫茶店に入った女性は、そこで海外に赴任している同僚にそっくりな男性を見かける。会社に戻った女性は、その同僚が事故で死んだという連絡を受ける。その後も数回同じようなことがあった。どうやらその喫茶店「サンプトム」で誰かに似た人を見かけると、その人が亡くなる前ぶれだということらしい。それから数ヶ月後、再びその喫茶店を訪れた。

    初回放送日:2015/10/14

  • #29

    「三人死ぬ」「覆面」「切腹都市~ハラキリシティ~」

    ■「三人死ぬ」
    出演者:露口茂 ほか
    脚本:棟居仁
    演出:山田大樹
    テレビのワイドショーで「緊急非難」について解説して、「私なら自分の身を犠牲にして他人を救う」と発言した弁護士が、数年前にタイムスリップして、彼がテレビ番組で解説しようとしていたはずの3人の人質が死んだ銀行強盗事件に巻き込まれてしまう。

    ■「覆面」
    出演者:獣神サンダー・ライガー/二橋進 ほか
    脚本:新山哲/棟居仁
    演出:河崎実
    プロレスの練習生の主人公には、大手術のために入院中の弟がいる。手術を恐れる弟を励ますため、主人公は先輩である覆面レスラー「獣神サンダーライガー」を連れて見舞いに来る。試合の近いライガーは病床の少年を励ますために勝利を約束するが、その帰りに交通事故に遭って意識不明に陥る。試合の日程を変更できない事務所は、ライガーが覆面レスラーなのを逆手にとり主人公を代役に立てる。

    ■「切腹都市(ハラキリシティー)」
    出演者:ケント・ギルバート/竹中直人 ほか
    脚本:棟居仁
    演出:一瀬隆重
    ロバーツが会社の取引先の日本へやってきた。彼は日本がまだ「サムライ」のいる所だと思っている。これは、彼だけが迷い込んだ「ニッポン」のストーリー。
    カミカゼ物産の社長は、正にサムライの精神を持つ男。彼は、部下が空港に迎えに参らなかったことをわびた。その部下は後日、ハラキリを行なう。

    初回放送日:2015/10/21

  • #30

    「無人艦隊」「あやしい鏡」「驚異の降霊術」

    ■「無人艦隊」
    出演者:永島敏行 ほか
    脚本:棟居仁
    演出:井上芳夫
    自衛隊の巡洋艦。ある時乗組員が次々に消えていく。残された乗組員達は恐怖に怯えるが、煙のように皆消えていく。ある乗組員が、消えそうになったのに、消えずに戻ってきた。残った乗組員達が、何故消えなかったのか聞くと、「消える前に、残してきた大事な人の事を思い出したら消えずにすんだ」と言う。その後消えそうになると、愛する人達を思い出し、消えるのを免れる乗組員達。無事港に帰還すると、管制官達が消えていた。

    ■「あやしい鏡」
    出演者:南野陽子 ほか
    脚本:棟居仁
    演出:今関あきよし
    ある親子が久々に別荘を訪れる。そこには『前に立つと、かつて自分が殺した人物が映る』という伝説の残る鏡が飾られていた。母と姉をしに追い遣った伊田(義理の父)が許せない年子は、別荘で復讐を実行。伊田を撲殺する。肩で息をしていると、目の前にはあの鏡が。次の瞬間、彼女の後ろに血まみれの伊田が立ち(まだ死んでなかった)、年子は返り討ちにあって殺されてしまう。

    ■「驚異の降霊術」
    出演者:柴俊夫 ほか
    脚本:あんじょうふみお
    演出:河崎実
    超能力番組の取材。タレント数名とスタッフが山奥にいる霊媒師の老婆を訪れる。
    早速降霊術を行う事となりタレントの一人の父を呼び出す霊媒師。
    口調が変わり、タレントを説教し始める。

    初回放送日:2015/10/28

  • #31

    「半分こ」「くせ」「死ぬほど好き」

    ■「半分こ」
    出演者:柏原芳恵/香坂未幸 ほか
    脚本:村上修
    演出:両沢和幸
    スーパーの特売に出かけた主婦の北沢英子(柏原芳恵)が、必要以上に詰まった商品を前に購入を迷っていると、山岸緑(香坂未幸)が、「半分こしませんか」と声をかけてきた。これをきっかけに仲良くなる二人。その後も、英子と緑はさまざまなものを半分に分け合った。ある日、インコを飼いたいけれど、さすがに半分にはできないので、交代で飼うことにする二人だったが…。

    ■「くせ」
    出演者: 菊池桃子/宮川一朗太 ほか
    脚本:両沢和幸
    演出:金澤克次
    吉永真理子(菊池桃子)は、美人でありながら、いつも地味な格好と振る舞いをしていた。なぜなら、彼女は人からほめられると、無意識のうちに何かを盗んでしまうというくせがあったのだ。そんなある日、真理子は笹岡良平(宮川一朗太)と出会う。笹岡は一目で真理子のことを気に入る。笹岡にほめられた真理子は、知らず知らずのうちに…。

    ■「死ぬほど好き」
    出演者:石田ひかり/角田英介  ほか
    脚本:野島伸司
    演出:川崎善広
    星野純平(角田英介)は、ミス北高でクラスメイトの佐伯美香(石田ひかり)に憧れている。一度、自分の下駄箱に美香からのバレンタインチョコレートが入っていたことがあったが、何かの間違いだと思っていた。ある日、葬儀店の息子である友人の真鍋が、死んだフリをして彼女の気持ちを確かめたらどうかと提案。友人たちの協力のもと、純平の葬式が行われる。

    初回放送日:2015/11/04

  • #32

    「忘れられたメス」「留守番電話」「ざしきわらし」

    ■「忘れられたメス」
    出演者:平田満/上田耕一 ほか
    脚本:北川悦吏子
    院長の大林は、手術した患者の腹の中にメスを置き忘れてしまったことに気づく。しかし、体面を考えて、医師の永山高司(平田満)に取り出すことを命じる。永山は患者の開腹手術をするが、探しても探してもメスは見つからない。焦った永山は、誤って患者の動脈を切ってしまい、患者は死んでしまう。なんとかして責任を逃れたいと考えた永山は…。

    ■「留守番電話」
    出演者:仙道敦子/斉藤隆治 ほか
    脚本:夢野沙里
    演出:村上修
    地味で人付き合いの苦手な長沢美沙(仙道敦子)は、あるパーティ―のビンゴゲームで最新式の留守番電話を手に入れた。会社から帰るとすぐに留守電を確認するのだが、誰からのメッセージもない日が続く。そんなある日、見知らぬ男性の声でメッセージが入っていた。どうやら美沙に好意を持っている様子。メッセージは毎日入るようになるのだが…。

    ■「ざしきわらし」
    出演者:永島敏行 ほか
    原作:吉田秋生 「ざしきわらし」 (『十三夜荘奇談』所収 小学館)
    脚本:野依美幸
    演出:伊藤正治
    都会で暮らしている西沢浩(永島敏行)は、母親の墓の建て直しをするために、妻と子を連れて何年かぶりに山あいの故郷に帰ってきた。昔と何も変わらない風景の中で、子供たちが楽しく遊ぶ姿を見て、浩は幼いころを思い出していた。あのころ、他の子たちとなじめずに、いつも弟とばかり遊んでいた浩は、ある日、一人の和服姿の少年に出会ったのだった…。

    初回放送日:2015/11/11

  • #33

    『世にも奇妙な物語’94秋の特別編』
    「出られない」「君だけに愛を」「思い出を売る男」

    ■「出られない」
    出演者:斉藤由貴/豊原功補 ほか
    脚本:田辺満
    演出:佐藤祐市
    いづみ(斉藤由貴)は、恋人・延彦(豊原功補)の両親に会うために、一人で彼の実家に向かっていた。しかし、その途中で道に迷ってしまう。いづみは、延彦に連絡を取って道を確認しようと電話ボックスに入るのだが、電話は故障中で使えなかった。さらに、ドアが開かなくなり、電話ボックスの中に閉じ込められてしまう…。

    ■「君だけに愛を」
    出演者:財前直見/大高洋夫 ほか
    脚本:戸田山雅司
    演出:落合正幸
    バーで左利きの男と出会い、意気投合した間宮加奈子(財前直見)は、そのまま彼の家に行くことにした。しかし、男の異常な行動に気づいて必死に抵抗を試みる。その時は、男が割れたガラスで傷ついたすきに、なんとか逃げ出すことができた。それから5年たったある日、加奈子の夫、間宮行雄(大高洋夫)が、突然左利きに変わってしまう。

    ■「思い出を売る男」
    出演者:小堺一機/岡江久美子 ほか
    脚本:林誠人
    演出:土方政人
    借金取りに追われている古川(小堺一機)は、ある日、思い出を買うという研究所のチラシを目にした。妻(岡江久美子)と息子に逃げられたことなど、みじめなことばかり思い出す古川は、研究所に行き初恋や、甲子園に出場した思い出を売り始める。古川は、思い出と引き換えに手にした金で、次々と借金を返済していくのだが…。

    初回放送日:2015/11/16

  • #34

    「愛車物語」「ライバル」「ズンドコベロンチョ」

    ■「愛車物語」
    出演者:佐藤寛之/伊藤美紀 ほか
    脚本: 両沢和幸
    演出:伊藤正治
    山本伸吾(佐藤寛之)は、恋人の香織と彼女の愛車でドライブ中に事故に遭い、香織だけが命を落としてしまう。香織の愛車を譲り受けた伸吾は、その車を修理し大事に使っていた。半年後、伸吾に新しい恋人ができた。その彼女とドライブに行こうと車に乗り込むと、決まって車の調子がおかしくなり…。

    ■「ライバル」
    出演者:佐藤浩市/高岡健二 ほか
    脚本:野依美幸
    演出:川崎 善広
    松永信太郎(佐藤浩市)は、かつて少年野球のエースだった。だが、その座を争っていたライバルで親友の健治の頭にボールを当ててしまい、健治は植物状態に。以来、信太郎は野球をやめ、健治のことをずっと気にかけてきた。ある日、信太郎が車を運転していると、突然ボールが飛んでくる。飛んできた方向を見ると、そこには健治の姿が…。

    ■「ズンドコベロンチョ」
    出演者:草刈正雄 ほか
    脚本:北川悦吏子
    演出:金澤克次
    大手広告代理店に勤めるエリートの三上修二(草刈正雄)は、いつの間にか周囲の人間が「ズンドコベロンチョ」という、聞きなれない言葉を使っていることに気づいた。仕事柄、新語に知らない言葉はないと自負していた三上は、気になって仕方がない。ところが、プライドが邪魔して他人に聞くことができない三上は、なんとかその正体を一人で突き止めようとするのだが…。

    初回放送日:2015/11/17

  • #35

    「電気じかけの幽霊」「ハイ・ヌーン」「いいかげん」

    ■「電気じかけの幽霊」
    出演者: 喜多嶋舞/坂上忍 ほか
    脚本:扇澤延男
    演出:雨宮慶太
    ある日、伊東亮(坂上忍)の恋人が感電死してしまう。亮は、なかなか立ち直ることができずにいた。なんとか気持ちを奮い立たせ大学に向かうと、亮に憧れていた谷口睦美(喜多嶋舞)が優しく声をかけてきた。それがきっかけで亮は少しずつ元気を取り戻し、やがて二人は付き合うことに。以来、亮の周囲で街頭が急に消えたり、青信号が突然赤に変わったりする現象が起こり始める。

    ■「ハイ・ヌーン」
    出演者:玉置浩二  ほか
    脚本:神戸一彦
    演出:坂本太郎
    猛暑の昼どき、下町の食堂にやってきたサラリーマン風の男(玉置浩二)が、親子丼を注文した。食べ終わったかと思うと、次はカツ丼を注文。また食べ終わったかと思ったら、今度は玉子丼、スタミナ丼…気がつくと、男は壁に貼ってあるメニューを右から順番に平らげていってるではないか。おかしな客がいると、町のみんなも集まってきて…。

    ■「いいかげん」
    出演者:篠田三郎 ほか
    脚本:武上純希
    演出:小中肇
    藤原哲男(篠田三郎)は、とてもきちょうめんな性格で、いいかげんなことが大嫌いなサラリーマン。ある日、会社の接待で利用していたバーのトイレから出ようとすると、まぶしい光が差してきて、気がつくとそこは会社のオフィスに変わっていた。そこに一人の社員が、書類を提出しにやってくる。だが、その内容が、どうにもいいかげんなもので…。

    初回放送日:2015/11/18

  • #36

    「プレゼント」「殺人者は後悔する」「親切すぎる家族」

    ■「プレゼント」
    出演者:国生さゆり/永瀬正敏 ほか
    脚本:島田満
    演出:今関あきよし
    直人(永瀬正敏)は、女子大生の蓉子(国生さゆり)のことが気になっていた。蓉子には拓也(沢向要士)という金持ちの恋人がいる。ある日、直人のバイト先にやってきた蓉子と拓也。直人は、蓉子にケーキをサービスするが、それが原因で直人は拓也から殴られてしまう。ところが、家に帰ると、蓉子が待っていた。海に連れていってほしいの…直人は、蓉子の魅力に取りつかれていくのだった。

    ■「殺人者は後悔する」
    出演者:阿藤海/大場久美子 ほか
    脚本:信本敬子
    演出:田中秀夫
    夫婦水入らずで結婚記念日を祝っていた杉田時雄(阿藤海)と小菊(大場久美子)夫妻。しかし、次々と邪魔が入り、乾杯すらできないでいた。イライラが募り、次第に険悪になっていく二人。ついに喧嘩になり、カッとなった時雄は小菊を殴り殺してしまう。我に返った時雄は、妻の遺体を抱きしめながら泣き叫んだ。だが、突然時間が元に戻っていて…。

    ■「親切すぎる家族」
    出演者:古尾谷雅人 ほか
    脚本:浦沢義雄
    演出:坂本太郎
    ゴールド(金)で、詐欺まがいの商売を続ける佐川一彦(古尾谷雅人)。家庭を顧みず、妻と子供は出て行ってしまった。今日もうだるような暑さの中、田舎の農家を歩き回っていると、佐川は気分が悪くなってしまう。そこに現れた老婦人に介抱され、自宅に招かれることに。そこには老婦人の娘と孫らしき人物が。すると老婦人は、佐川を息子として紹介し…。

    初回放送日:2015/11/25

  • #37

    「替え玉」「人格改造ドリンク」「仙人」

    ■「替え玉」
    出演者:木村圭見 ほか
    脚本:林誠人
    演出:鹿島勤
    小学生の英子(木村圭見)は、今度の学芸会で赤ずきんちゃんの役をやりたいと思っていた。しかし、周りからオオカミ役を推され、渋々引き受けてしまう。そんな英子の前に、オオカミ役を替わってあげるという替子が現れた。英子は、思わず替え玉を頼んでしまった。学芸会当日、舞台では替子が見事にオオカミを演じている。無事に終わりホッとする英子だったが…。

    ■「人格改造ドリンク」
    出演者: 蟹江敬三 ほか
    脚本:水橋文美江
    演出:寺田敏雄
    野田篤(蟹江敬三)は、絵に描いたような家庭、絵に描いたような仕事、絵に描いたような生活を送っていた。しかし実のところ、彼は通信販売で見つけた人格改造ドリンクを飲み、周囲の人間に合わせていただけだった。このところ、ドリンクの効果が薄れてきていた。しかも、このドリンクを飲んでいたのが自分だけではないことがわかり…。

    ■「仙人」
    出演者:金山一彦  ほか
    原作:芥川龍之介(「仙人」『蜘蛛の糸・杜子春』所収 新潮社)
    脚本:信本敬子
    演出:小中肇
    春静診療所を訪ねた権助(金山一彦)は、医師に、どうしたら仙人になれるかと相談する。権助は、人間のはかなさに嫌気がさし、仙人になりたいのだという。医師がほとほと困っていると、妻がやってきて、ここで何の不平不満も言わず、給金も取らず、20年奉公したら仙人になる術を教えてあげますと言い出した。この提案を、権助は喜んで受けるのだった。

    初回放送日:2015/12/02

  • #38

    「おれに関する噂」「ボタン」「つまらない男」

    ■「おれに関する噂」
    出演者:萩原流行/大輝ゆう ほか
    原作:筒井康隆(「おれに関する噂」新潮社)
    脚本:菅谷淳夫
    演出:川崎善広
    森下ツトム(萩原流行)は、今日もまた美川明子(大輝ゆう)にデートの誘いを断られ帰ってきた。何気なくテレビをつけるツトム。すると、ニュースでツトムがフラれたことを子細にわたって報じているではないか。翌朝、今度は各新聞がこぞってツトムと明子の記事を載せている。それからというもの、ツトムは噂の的として、マスコミに追いかけられるようになる。

    ■「ボタン」
    出演者:伊武雅刀 ほか
    脚本:野依美幸
    演出:工藤雅典
    コンドル(伊武雅刀)は、これまで一度も失敗したことがないスゴ腕のスナイパー。今回の任務は、アドバダ共和国の王女暗殺という大仕事だ。だが、任務に向かう途中、一つのボタンが取れたことから予想もしなかった騒動が次々と起こり始める。そのため、なかなか暗殺のチャンスがやってこない。コンドルは、なんとか任務を遂行しようとするのだが…。

    ■「つまらない男」
    出演者:中山仁 ほか
    脚本:北川悦吏子
    演出:金澤克次
    遠藤真(中山仁)は、その真面目すぎる性格から、周囲からつまらない男と見られていた。ただ、本人には何か面白いことを言いたいという気持ちがある。思いきってギャグを言ってみるのだが、これがまったくウケない。それどころか、大事な席でもギャグを口走ってしまい、上司にひどく怒られてしまうようなことが続いていた。

    初回放送日:2015/12/09

  • #39

    「ホーム・ドラマ」「まだ恋は始まらない」「佐藤、求む」

    ■「ホーム・ドラマ」
    出演者:松原千明/田山涼成 ほか
    脚本:江頭美智留
    演出:辻野正人
    生田信一(田山涼成)、みどり(松原千明)夫妻は、念願のマイホームを購入。子供たちと一緒に引っ越してきたが、みどりは家を大事にするあまり、汚れることが許せなくなってくる。傷がつかないように部屋中にカーペットを敷きつめたり、ドアや窓の取っ手にもカバーをつけるように。信一は禁煙を強いられ、飼い始めた犬が床を汚したからと、ついにはその犬を捨ててしまう。

    ■「まだ恋は始まらない」
    出演者:大滝秀治/風見章子 ほか
    脚本:吉田紀子
    演出:村上 修
    ある年のある病院で、同じクリスマスの日に生まれた永田健一(大滝秀治)と相川恵美(風見章子)。幼少期を一緒に過ごし、お互いに好意を持っていたが、その後離れ離れに。それぞれ大人になり、家庭を持ち、別々の人生を歩んでいた。月日は流れ、互いに80歳になった健一と恵美。二人は、再びある公園で出会う。

    ■「佐藤・求む」
    出演者:平田満  ほか
    脚本:北川悦吏子/両沢和幸
    演出:川崎善広
    ある日、佐藤 勉(平田満)は、「佐藤、求む」という貼り紙を見つけた。自分も条件を満たしている…勉は、思いきって、そこに書いてあった連絡先を訪ねてみることにした。すると、そこには佐藤という名字を持つ人ばかりが集まる「佐藤友の会」という組織があった。勉は、会の仲間からの歓待を受け、元気づけられる。もともと佐藤姓に愛着を持っていた勉は…。

    初回放送日:2015/12/16

  • #40

    「右手の復讐」「城」「ネチラタ事件」

    ■「右手の復讐」
    出演者:別所哲也/相川恵里 ほか
    脚本:沢村一幸(両沢和幸)
    演出:池田賢一
    広中達郎(別所哲也)は、まじめを絵に描いたような男。ただ、右手が自分の意思とは無関係に動き出してしまうという、大きな悩みを抱えていた。電車に乗れば、女性に触り、会社では上司を殴ってしまう。右手が勝手に動く時間は徐々に長くなり、ついには心配して様子を見にやって来た、恋人の中尾明美(相川恵里)の首まで絞めてしまう。

    ■「城」
    出演者: うじきつよし ほか
    原作:諸星大二郎(「城」 『ぼくとフリオと校庭で』所収双葉社)
    脚本:菅谷淳夫
    演出:堤 ユキヒコ
    ある日、南部自動車の社員として働く吉沢圭介(うじきつよし)は、グループ本社のビルに書類を届けるべく南部市に向かった。南部市は、南部グループの拠点であり、市民の多くが南部グループで働いていた。しかし、吉沢は、ただ書類を届けに来ただけなのに、あらゆる部署をたらい回しにされ、あげくの果てには、決済が出るまで、社員寮で待たされることになってしまう。

    ■「ネチラタ事件」
    出演者:細川俊之/鶴田真由  ほか
    原作:星新一(「ネチラタ事件」『ちぐはぐな部品』所収 角川書店)
    脚本:野依美幸
    演出:両沢和幸
    大学教授の見城雅彦(細川俊之)は、世の中の言葉の乱れっぷりを驚き嘆いていた。公共のアナウンスまでもがひどい言葉を使っている。それは、同僚の安藤博士が研究している「ネチラタ菌」が漏れてしまったことが原因らしい。ネチラタ菌は、人間の言語中枢に働きかけ、言葉をぞんざいにしてしまうという。今日は娘・聡子(鶴田真由)の、大事なお見合いの日なのだが…。

    初回放送日:2016/01/13

  • #41

    「生き蟹」「ゲームセンターの奇跡」「カウントダウン」

    ■「生き蟹」
    出演者:岡田奈々/五代高之/斉木しげる/左時枝 ほか
    脚本:関澄一輝
    演出:太田雅晴
    松岡ゆかり(岡田奈々)は、近所の主婦・川崎今日子(左時枝)と一緒に、生きたカニを買った。家に持って帰ると、息子の健一が、生きているのにかわいそうだと、父の広太郎(五代高之)とゆかりに抗議。結局、一家はカニを食べるのをやめた。一方、川崎家では順次(斉木しげる)と今日子が、おいしくカニをいただいた。すると、その夜…。

    ■「ゲームセンターの奇跡」
    出演者:谷啓 ほか
    脚本:杉山王郎
    演出:岩寺秀廣
    ある日、少年が塾をさぼってゲームセンターで遊んでいると、豊田元司(谷啓)が近づいてきて店の隅にあるピンボールをやるように勧める。このピンボールで10万点を出すと、奇跡が起こるというのだ。一度は母親に連れ戻された少年だったが、再度ピンボールに挑戦し、見事10万点をたたき出す。すると、少年と豊田の体が入れ替わってしまう。

    ■「カウントダウン」
    出演者:宍戸開 ほか
    脚本:武上純希
    演出:唐木昭浩
    古ぼけたアパートに引っ越してきた斉藤俊一(宍戸開)。部屋には前の住人だったロシア人の荷物がそのままになっていた。なにやら怪しげな機密文書のような書類まである。そんなところへ、そのロシア人宛ての宅配便が届く。中を開けてみると、見慣れない機械が入っていた。俊一が触ると、突然、デジタル音が鳴りカウントダウンが始まった。

    初回放送日:2016/01/20

  • #42

    「言う事を聞く子」「不眠症」「目覚まし時計」

    ■「言う事を聞く子」
    出演者:早見優 ほか
    脚本:香山まさひと
    演出:斎藤郁宏
    和泉朋子(早見優)は小学校の教師。ある日、朋子のクラスに正人という子供が転入してきた。正人はとても素直な子で、何を言われても「はい」と返事をし、言うことをすべて聞いてしまう。そんな正直すぎる正人を、朋子は心配していた。すると、朋子が気づかないうちに、正人はクラスメイトからいじめられるようになっていて…。

    ■「不眠症」
    出演者:ラサール石井 ほか
    脚本:中園健司
    演出:成田裕介
    中川栄一(ラサール石井)は不眠症に悩むサラリーマン。薬も試したが、逆に目がさえてしまう。しかも妻は、夫の体よりも仕事の方を心配しているようだ。そんな時、医師の紹介で中川は“夢幻倶楽部”を知る。行ってみると、そこはロシアンルーレットで精神治療をする場所だった。夢幻倶楽部のルールは、一度足を踏み入れたら、途中下車はできないというもの。やがて、中川の番がやってくる…。

    ■「目覚まし時計」
    出演者:南 果歩 /豊原功補 ほか
    脚本:塩谷三保子
    演出:五木田亮一
    北出友里子(南果歩)は、御曹司の工藤順一(豊原功補)と交際している。そろそろ結婚という話も出てきそうだ。そんなある日、友里子は会社からの帰り道に、アンティークショップで目覚まし時計を見つけ、店主の言葉にのせられてつい買ってしまう。その時計は不思議な力を持っていて、持ち主の不幸を取り除いてくれるという。

    初回放送日:2016/01/27

  • #43

    「整理癖」「ビデオドラッグ」「冗費節減」

    ■「整理癖」
    出演者:渡辺裕之 ほか
    脚本:遠藤雄一郎
    演出:藤本一彦
    外科医の松村靖男(渡辺裕之)には、メスやカルテ、身の回りの物すべてが少しでも揃っていないと許せない、病的な整理癖があった。ある日、カルテを五十音順に整理している松村は、あ行の患者が多く、ら行の患者が少ないことに不満を感じる。そんなとき、事故で急患が運ばれてくることに。松村の前に運ばれてきたのは、多くのあ行の患者だった。

    ■「ビデオドラッグ」
    出演者:古村比呂 ほか
    脚本:中園健司
    演出:太田雅晴
    鳴海奈津子(古村比呂)は、東都大学の心理学研究室で助手を務めている。最近、東都大の学生が世間をにぎわしていた。ナイフで他人の目をえぐり出し、自分の目も切り裂くという事件を相次いで起こしたのだ。興味を持った奈津子が調べてみると、犯行に及んだ学生たちが、みな同じビデオテープをダビングしていたことがわかった。

    ■「冗費節減」
    出演者:嶋大輔/渡辺典子 ほか
    脚本:関澄一輝
    演出:中山秀一
    山村ツトム(嶋大輔)が勤務する東洋平和生命では、会社の方針で、時間節約・効率化のために何でも省略して話すことになっていた。上司から「我々に、“ジケイセイ”の悩みは許されんのだ!」と言われても、山村にはまったく理解できなかった。山村は、同期の岡本さやか(渡辺典子)に通訳してもらうことにするのだが…。

    初回放送日:2016/02/03

  • #44

    「お墓参り」「配達されない手紙」「人面草」

    ■「お墓参り」
    出演者:萩原流行 ほか
    脚本:吉村和久
    演出:淡野健
    ギャンブルと酒におぼれていた落合太一郎(萩原流行)は、借金取りに追われる毎日だった。ある日、やけ酒を飲んだ帰りに、不気味な占い師と出会う。占い師は落合に、しばらく墓参りをしていないだろう、お父さんがあなたを呼んでいるのが見える、と言った。さらに、ぶつかるものに気をつけなさい、それがあなたを救ってくれるはずだ、と予言し…。

    ■「配達されない手紙」
    出演者:山口果林 ほか
    脚本:江頭美智留
    演出:岩寺秀廣
    川崎恵子(山口果林)は、同じマンションに住む川崎由紀子を嫌っていた。ある日、恵子の郵便受けに由紀子宛ての手紙が間違えて配達されていた。恵子は由紀子の家に届けに向かうが、インターホンを押そうとした瞬間に、自分への悪口が聞こえてきたため、届けるのをやめ封を切ってしまう。それは由紀子の不倫相手からのものだった。仕返しを思いついた圭子は…。

    ■「人面草」
    出演者:浜田万葉/下條正巳 ほか
    脚本:吉村和久
    演出:大室清
    牧村小夏(浜田万葉)は、祖父・龍介(下條正巳)の住む村に向かう途中で、奇妙な行列と出会う。それは、”沼送り”と呼ばれるものだった。龍介の家に到着し、祖父の元気な姿を見てホッとする小夏。実は、彼女が今日村にやって来たのは、死んだ祖母が夢に出て来て、おじいちゃんを助けてあげて、と言われたからだった。沼送りと遭遇したことを話す小夏。龍介は、それを聞いて動揺する。

    初回放送日:2016/02/17

  • #45

    「ルームメイト」「奇跡の子供」「着せ替え人形」

    ■「ルームメイト」
    出演者:畠田理恵 ほか
    脚本:江頭美智留
    演出:大室 清
    部屋探しに苦戦していた田代明子(畠田理恵)は、大学で2、3度見かけたことがある青年に声をかけられ、良い物件を扱っているという不動産会社を教えてもらった。紹介された物件は、古いけれど家賃も安くて広い。ひと目で気に入った明子は契約することに。しかし、住み始めてみると、いきなり部屋が揺れ始めたり、ぬいぐるみが落ちてきたりと不思議な現象が連続して…。

    ■「奇跡の子供」
    出演者:三田寛子 ほか
    脚本:菅谷淳夫
    演出:舘 治佳
    立花由佳(三田寛子)が受け持つクラスに、飛行機事故で奇跡の生還を果たした少年・マコトが転校生としてやってきた。マコトの前の担任から、彼を叱ると後で必ず嫌な目にあうと聞いて不安になる由佳。それでも由佳は、新しい環境になじめるようにと気を配り、マコトは少しずつ心を開いていった。そんなある日、由佳はついにマコトのことを叱ってしまう。

    ■「着せ替え人形」
    出演者:笑福亭鶴瓶/長谷川初範 ほか
    脚本:吉村和久
    演出:竹内正男
    ある日、さえない中年の青木(笑福亭鶴瓶)のもとに、荷物が届いた。差出人はわからない。開けてみると、そこには等身大の女性の人形が入っていた。こんなことをするのは山本係長(長谷川初範)くらいだろうと思いを巡らすが、どうも違うらしい。結局、青木は人形にマリコという名前をつけ、恋人のようにかわいがり始める。二人の生活が始まり、青木はマリコに言葉を投げかけ続けるのだが…。

    初回放送日:2016/02/24

  • #46

    「チャネリング」「毛皮が脱げない」「海亀のスープ」

    ■「チャネリング」
    出演者:佐藤B作/沖 直美/六平直政 ほか
    脚本:土屋斗紀雄
    演出:高野正雄
    須藤(六平直政)は、高野天山と名乗らせた亮二(佐藤B作)と松井洋子(沖直美)を使って、インチキ霊媒で客から法外な金をせしめていた。しかし、取り分のいい須藤に対し、亮二と洋子は分け前が少ないことに不満だった。そんなある日、須藤が、かつて自分は人を殺したことがあると告白。二人は、そのことを利用して須藤にひと泡吹かせてやろうと計画する。

    ■「毛皮が脱げない」
    出演者:畠田理恵 ほか
    脚本:土屋斗紀雄
    演出:小川定孝
    村上沙織(畠田理恵)は、友人の美幸と夏子が海外で豪華な毛皮のコートを買ってきたことが、うらやましくて仕方ない。つい二人のことをねたましく思ってしまい、お土産でもらったウサギの皮財布を、そんなに毛皮が好きなら犬や猫になればいいと、神社で投げつけてしまう。すると、財布の中に入っていた5円玉が、コロコロとさい銭箱の中へ…。

    ■「海亀のスープ」
    出演者:いかりや長介 ほか
    原案:景山民夫(「海亀のスープ」『どんな人生にも雨の日はある』所収 新潮社)
    脚本:土屋斗紀雄
    演出:久世光彦
    あるレストランで海亀のスープを口にした芝山泰治(天本英世)は「これは海亀のスープじゃない」と言って席を立ち、出て行ってしまった。翌日、芝山は自殺。雑誌記者の渋沢蘭子(木内みどり)は、この件に興味を持ち調べ始めると、加藤二郎(いかりや長介)に行き当たった。実は、芝山と加藤は元船乗りで、以前遭難した経験を持っていて…。

    初回放送日:2016/03/02

  • #47

    「長い一日」「カラオケBOX」「もう酒ヤ・メ・タ!」

    ■「長い一日」
    出演者:根津甚八/平泉成 ほか
    脚本:樋口 徹
    演出:中野昌宏
    15年前に殺人を犯してしまった健二(根津甚八)は、あと数時間で時効が成立するため落ち着かない。あと数時間、部屋でおとなしくしていれば…そんな思いでいると、急に窓ガラスが割れたり、夫婦げんかをした隣家の夫が警察を呼びたいとやってきたりして、気が気でない時間が続く。やがて、3階に住む刑事の加藤(平泉成)が、息子を連れてやってきた。

    ■「カラオケBOX」
    出演者:杉山亜矢子/井上彩名 ほか
    脚本:高田勝博/中山乃莉子
    演出:杉山 登
    洋子(杉山亜矢子)と香(井上彩名)は、楽しくカラオケボックスで歌っていた。その帰り、なぜか洋子の指にはキャッツアイの指輪が、また香のバッグには大金が入っていた。のちに気づくことになるのだが、その幸運な出来事は、それぞれがカラオケで歌った曲の歌詞に関係していたのだ。再び訪れたカラオケボックスで、香は、上司との不倫関係を歌った曲を選択し…。

    ■「もう酒ヤ・メ・タ!」
    出演者:三宅裕司 ほか
    脚本:関澄一輝
    演出:下村 優
    高島周平(三宅裕司)は、連日部下を引き連れて飲み歩くが、そのたびに記憶をなくし醜態をさらしていた。朝、公園のベンチで寝ていたかと思えば、気づけばホテルの一室で、女子社員からの”昨日の思い出はずっと忘れません”というメモが残っていたり。ある日、部長に接待を頼まれた高島は、これ以上失敗はしまいと、探偵事務所に自分のことをビデオに録画してもらうよう依頼する。

    初回放送日:2016/03/09

  • #48

    「髪」「奇跡を呼ぶ男」「つぐない」

    ■「髪」
    出演者:五十嵐いづみ/桂 三木助/堀部圭亮 ほか
    脚本:杉本恵美子
    演出:樋口 徹
    恋人の健司(堀部圭亮)と別れたばかりの江利子(五十嵐いづみ)は、ある日、“失恋美容院”という店のチラシをもらい、思いきって髪を切ることにした。店を訪れると、出てきたのは不思議な雰囲気の美容師(桂三木助)。失恋を吹っ切ろうと、ショートカットにしてほしい旨を伝えると、美容師はとんでもないものを持ち出してきて…。

    ■「奇跡を呼ぶ男」
    出演者:長谷川初範 ほか
    原作:「鶴の恩返し」
    脚本:近藤博幸
    演出:花堂純次
    渡ジョー(長谷川初範)は何者かに追われていたが、偶然その場を通りかかった1台の車のおかげで危機を逃れる。その車には繊維メーカー「大翔紡績」のロゴがプリントされていた。恩義を感じたジョーは、翌日その会社へと向かう。そこでは、社長以下重役たちが、業績の悪化により、このまま倒産か、ライバル会社との合併かの選択を迫られていた…。

    ■「つぐない」
    出演者:尾藤イサオ ほか
    脚本:樹太
    演出:富永卓二
    凶悪犯の権藤賢(尾藤イサオ)は、死刑を確実視されていた。だが、なぜか権藤は、裁判で無罪判決を言い渡される。裁判所の外で報道陣に囲まれ、一斉に非難される権藤。「自分は無罪なんだ!」と報道陣に悪態をつき、道路に飛び出す。が、ちょうどそこに車がやってきて…。権藤は、そこから、いっそ死んだ方がましと思えるような体験をすることになるのだった。

    初回放送日:2016/03/16

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