標高3000mの立山連峰を舞台に描かれる“家族”の物語
『劔岳 点の記』から5年。木村大作が最新作『春を背負って』で描くのは、父と子、そして“家族”の物語。もともと「人は皆、何かを背負って生きていくしかない」という人生哲学を持つ木村監督。タイトルに惹かれるままに手にした笹本稜平の同名小説『春を背負って』(文藝春秋刊)を一読し、自らの人生哲学と作品の世界観が激しく共鳴し、映像化に着手。美しく、時に厳しい雄大な自然の中で育まれる人間の優しさと心の成長を木村大作監督、そして日本映画界最高のスタッフ・キャストがフィルムに刻み込みました。
番組では松山ケンイチ、蒼井優、豊川悦司、監督へのインタビューや、延べ60日間に及ぶ立山連峰での過酷な山岳ロケの模様など『春を背負って』の撮影の裏側を放送。
【物語】
立山連峰で山小屋“菫小屋”を営む厳格な父(小林薫)に育てられた長嶺亨(松山ケンイチ)。社会人になった亨はそんな父から遠ざかるように金融の世界で会社の歯車として毎日を過ごしていた。
そんなある日、父の訃報が届く。帰郷した亨の前には気丈に振る舞う母(檀ふみ)、その姿を沈痛な想いで見守る山の仲間たち、そして見慣れぬ一人の女性・高澤愛(蒼井優)の姿が。彼女は心に深い傷を負い、山中で遭難しかけたところを亨の父に助けられた過去があった。
父が遺した菫小屋と、父の想いに触れた亨は、都会での生活を捨て小屋を継ぐことを決意する。山での生活に悪戦苦闘する亨の前に、父の友人と名乗るゴロさん(豊川悦司)が現れる。世界を放浪してきたゴロさんの自然に対する姿勢や愛の天真爛漫な笑顔に接しながら、亨は新しい自分の人生に向き合い始める。
放送日時
※放送内容、放送時間は予告なく変更される場合がございます。
2025年5月19日現在、次回の放送日は未定です。
2025年5月19日 現在