NANA－ナナー

ごく普通の家庭に育ち、大好きな彼の後を追い、東京へと向かう20歳の小松奈々。
ギターケースを片手に夢を追うため東京へと向かう20歳の大崎ナナ。
東京へと向かう新幹線で、出会う同じ名前、同い年の2人。
これまで交わることのなかった2人が、同じ東京へと向かう新幹線で相席になった。情熱的な小松奈々と、クールな大崎ナナ。途中、新幹線が雪で遅れたため、奈々は大好きな彼・章司とのなれそめをたっぷりナナに語った。やがて、新幹線は東京に到着。
奈々が笑顔で出迎えの章司の胸に飛び込んだ時、もう1人のナナの姿はなかった。
住まいを探すために不動産屋と一緒に奈々が多摩川沿いの古いマンションを内見に行った時、なんと偶然にも別の不動産屋と一緒にあのナナがやってきた。
この物件が気に入った2人の“NANA”は、部屋をシェアして使うことになったのだが…。