東野圭吾スペシャル

  • #1

    11文字の殺人

    東野圭吾初期の名作をテレビドラマ化!!恋人を殺され、その謎を解いていくうちに次々と事件に巻き込まれる女流ミステリー作家を永作博美が演じる!!

    女流推理作家・結城梨花子(永作博美)は、恋人の川津雅之(長谷川朝晴)から、「誰かに狙われている」と打ち明けられる。
    梨花子は『廻りの森』という小説で文学賞を受賞し、脚光を浴びて以来、ある理由から3年間まったく書けずにいた。
    そんな梨花子のスランプ脱出を願い、支えていたのは編集者の萩尾冬子(星野真里)。もともと川津を紹介したのも冬子だった。 その川津が遺体で見つかった。警察は事故なのか、自殺なのか、原因はまだわかっていないと言う。フリーライターだった川津の仕事が最近減っていたことや、借金を抱えていたことなども聞かされ、川津のことを実はあまりわかっていなかった梨花子。遺体が発見された萬年橋の上に立ちつくす梨花子は、川津は殺された…自分が真相を突き止める、と決意する。
    梨花子は川津のマンションで、生前川津が大事にしていた荷物を預かる。
    川津が亡くなる前日の手帳には、「山森スポーツプラザ」と記されていた。
    足を痛めていた河津がジムに行ったことを不審に思った梨花子は、冬子と一緒に山森社長(石黒賢)を訪ねる。そこで二人を出迎えたのは、秘書の春村志津子(安達祐実)だった。山森には、妻・正枝(赤間麻里子)と目の不自由な娘・由美(日向ななみ)がいた。
    梨花子は川津と仕事をしていた担当編集者にも取材した。
    すると、紀行文の連載をやっていたが、1年前の水難事故が原因でその連載は打ち切りになったと言う。しかもその事故は、山森社長が主催のクルーズツアーで起きたのだった。梨花子は再び山森スポーツプラザに向かい、志津子にツアーの参加者名簿を見せてもらうと…。
    取材を進めていくうち、梨花子が出会った人は次々と殺されていく。いったい誰が? なぜ? すべての謎を解く鍵は1年前、山森が主催したクルーズツアーでの水難事故。「無人島より殺意を込めて」という11文字の手紙。無人島でいったい何が? 梨花子は事件に隠された『悲しい秘密』にたどり着く……。

    <出演>永作博美/星野真里/原田龍二/長谷川朝晴/眞島秀和/浅利陽介/日向ななみ/安達祐美実/石黒賢 ほか

    <原作>東野圭吾(『11文字の殺人』光文社)
    <脚本>黒岩勉
    <企画統括>立松嗣章
    <プロデューサー>小池秀樹
    <演出>林徹

    初回放送日:2012/07/24

  • #2

    ブルータスの心臓

    完全犯罪殺人リレーを完遂するために3人の男たちが繰り広げるクライムストーリー。巧妙な殺人トリックと怪しい面々との駆け引き、登場人物のほとんどが悪人という中、真犯人は誰なのか?

    産業機器メーカー「MM重工」のロボット開発を手がける末永拓也(藤原竜也)。「MM重工」には、社長である仁科敏樹(風間杜夫)の、長女の夫である宗方伸一(鶴見辰吾)や、敏樹の息子である直樹(袴田吉彦)がいたが、野心家の拓也は社長の敏樹の娘、星子(芦名星)の婿候補に取り入り、次期社長候補の座を狙っていた。
    MM重工の社長賞と発明考案奨励賞の祝賀パーティが開かれた。社長賞を受賞したのは拓也だ。ロボット業界に革命をもたらす画期的な発明が認められたのだ。拓也が開発したのは「BRUTUS(ブルータス)」というロボットのオペレーションシステムだ。祝賀パーティの帰り道、拓也は、敏樹から「星子と付き合ってやってくれ」と頼まれる。拓也は婿候補として認められたようだ。拓也は、ブルータスにつぶやく。「近い将来必ず支配者側に回ってやる。足りないのは権力だけ…。それももうすぐ手に入れる…」
    そんなとき、敏樹の秘書で、拓也の元恋人である雨宮康子(内山理名)から妊娠を告げられ、養育費を払ってほしいと強請(ゆす)られた。康子が相手をしている男は拓也だけでなく、誰の子供かはわからない。しかし、この事実が発覚すれば、野望は頓挫すると拓也は困惑する。
    ある日、拓也は、星子の兄であり上司でもある直樹から、話があると呼び出された。
    直樹が呼び出したのは、拓也と同僚の橋本敦史(大倉孝二)だ。3人は、康子と関係を持ち、同じように強請られていた。そこで直樹は、共同で康子を殺害する計画を2人に打ち明けた。その計画とは、3人が大阪、名古屋、東京と死体をリレーさせてアリバイを作るというものだ。康子を殺害する者をA、運搬する者をB、康子の死体を処分する者をCとし、3人の役割は、直樹の提案でトランプで決めることになった。Aが殺害した後、残りの2人が裏切らないようにと、3人は「我々は雨宮康子を殺すために共謀した」という連判状を作り、Aがそれを保管することで合意、3人はトランプをひく。そして、直樹が康子を大阪で殺害して、死体を名古屋へ運搬、拓也は名古屋から厚木までをリレーし、橋本が厚木から東京まで運んだ後、死体を処分するという役割が決まった。
    かくして、大阪→名古屋→東京を結ぶ完全犯罪殺人リレーがスタートした。
    すべては順調に進むはずだった。しかし、予想外の事件でその計画は破綻をきたす…。

    <出演>藤原竜也/内山理名/加藤あい/大倉孝二/芦名星/近藤芳正/高橋努/音尾琢真/忍成修吾/袴田吉彦/鶴見辰吾/風間杜夫 ほか

    <原作>東野圭吾(『ブルータスの心臓』光文社)
    <脚本>ひかわかよ
    <企画統括>立松嗣章
    <企画>鹿内植
    <チーフプロデューサー>小池秀樹
    <プロデューサー>森川真行
    <演出>入江悠

    初回放送日:2012/07/25

  • #3

    回廊亭殺人事件

    復讐のためには手段を選ばない主人公が、他人になりすまして殺された恋人の仇を討つという物語。いつ自分の正体がバレるのか?警察より先に仇を見つけられるのか?真犯人は誰なのか?

    桐生枝梨子(常盤貴子)は、一代で莫大な財を成した一ケ原高顕(北村総一朗)の秘書だった。幼い頃のやけどが原因で、醜いやけどの傷跡がある枝梨子であったが、高顕は全く意に介さず全幅の信頼をおいていた。
    高齢のため、日ごろから体調の悪かった高顕が亡くなった。四十九日の法要が、高級旅館「回廊亭」で行われ、彼の遺言状が公開されることに。
    「回廊亭」には、高顕の弟の蒼介(伊武雅刀)、義母弟の直之(田中哲司)、義母妹の曜子(とよた真帆)、義妹の紀代美(片平なぎさ)ら、高顕の一族が集まっていた。そこに、ひときわ目を引く美しい女性・本間美代子が現れる。

    美代子は、生前の高顕が信頼を寄せていた本間菊代(井口恭子)の娘だった。皆、口には出さないものの、内心は翌朝に公開される高顕の遺言状が気になって仕方がない一族を前に、「誰が遺産相続するのか、ドキドキする」などと、彼らを挑発するような発言をする。あぜんとする一族の面々。なんと、彼らの前にいる美代子は、整形手術を施し、彼女そっくりの姿になった枝梨子であった。
    枝梨子は、過去に「回廊亭」で恋人の里中二郎(田中圭)に無理心中を図られ、そのショックから飛び降り自殺をしたとされていた。
    しかし真相は、二郎は何者かによって殺され、枝梨子は彼を殺した何者かを捜し復讐するため、偽装自殺を図り生き延びたのだ。そして、遺言状公開前夜に枝梨子も想定していなかった第一の殺人が起こる。

    <出演>常盤貴子/内藤剛志/田中圭/田中哲司/趙民和/徳永えり/入来茉里/国生さゆり/とよた真帆/松尾諭/北村総一朗/伊武雅刀/平泉成/片平なぎさ ほか

    <原作>東野圭吾(『回廊亭殺人事件』光文社)
    <脚本>旺季志ずか
    <企画統括>立松嗣章
    <企画>成田一樹
    <チーフプロデューサー>小池秀樹
    <プロデューサー>渡辺良介、中村純子
    <演出>山本剛義

    初回放送日:2012/07/26

  • #4

    探偵倶楽部

    政財界のVIPのみを会員とするメンバー制の調査機関、探偵倶楽部。淡々と調査をするダンディな探偵・二階堂匠(谷原章介)は、首相をも退陣に追い込むほどの腕前を持つ。そんな秘密組織に、漆原こずえ(松下奈緒)が、類まれな記憶力をかわれ、助手として呼ばれた。早速、こずえは二階堂に何も知らされずに、郊外の豪邸に連れて行かれる。そこではマサキ・テクノロジーの社長・正木藤次郎(黒部進)の喜寿を祝うパーティーが開かれていた。二階堂は、藤次郎に依頼された件を片付けに屋敷に出向いたのだったが、彼の知らないところでまた別の事件が起きていた。盛大なパーティーの最中、部屋に戻ったはずの藤次郎が密室の状態で消えてしまったのである。騒然とする正木家の面々…。警察に届けない方が良いと考える、副社長・正木高明(升毅)と藤次郎の秘書・成田真一(葛山信吾)。反対に届けた方が良いと言い張る藤次郎の長男・友弘(鈴木亮平)。意見が割れる中、唯一藤次郎から探偵倶楽部の存在を知らされていた長女の正木涼子(床嶋佳子)が、内密に二階堂に調査を依頼したことを明かす。二階堂とこずえの調査が始まった。無表情で余計なことは一切しゃべらず調査を進めていく二階堂。助手のこずえは記憶力を生かし二階堂を助ける。二人は地道に調査を続け手がかりを見つけ密室の謎を明らかにしていくが、そこには、マサキ・テクノロジーをめぐる私利私欲がからみ合っていた…。

    谷原章介/松下奈緒/葛山信吾/鈴木亮平/中丸新将 他

    初回放送日:2015/11/06

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