• #39 東日本旅客鉄道 寝台特急北斗星編

    初回放送日:2015/02/22
  • 「寝台特急北斗星」は、上野~札幌を結ぶ走行距離1214.7km、時間にして約16時間強の旅を提供してくれる、列車です。
    また、A個室ロイヤルやツインデラックスなど、バリエーション豊富な客室の他食堂車やロビーカーな長旅を楽しめる車両が充実している「豪華列車」で、その魅力もたっぷりお伝えします。
    更に、みんなの鉄道専務車掌の堺正幸が、上野-札幌間に乗車し、「寝台特急北斗星」の旅をリポート致します。
    「新・みんなの鉄道」東日本旅客鉄道「寝台特急北斗星」の旅、お乗り遅れのないようご乗車下さい。

    堺正幸の取材日記

    「ついに・・・」そして「とうとう・・・」その時が来てしまいました。
    1958年(昭和33年)目にも鮮やかな青い車体で鮮烈デビューした「あさかぜ」以降、最盛期には北海道から九州の各地で、多くの人々を魅了してきた「ブルートレイン」が60年近い歴史に1つの節目を迎えます。
    今回の「新・みんなの鉄道」はブルートレインとして孤軍奮闘し、3月のダイヤ改正で定期運行から退く「北斗星」に私も乗り込み、その魅力を余すところなくお伝えします。

    青函トンネルが開業した1988年(昭和63年)3月に登場し、それまで青森から青函連絡船に乗り換えて向かった「北の大地」へ 乗り換えなしで上野から札幌まで乗客を運んでくれた「北斗星」は豪華寝台列車として、あっという間に人々の心を掴み、列車の旅の 素晴らしさ・楽しさを鉄道ファン以外にも広めてくれました。

    東京発の九州行ブルートレインが、晩年食堂車を外した寂しく悲しい編成となる中、最後まで旅に彩を添える食堂車を伴い続けた姿は、同じく3月で引退する「トワイライトエクスプレス」同様ブルートレインの王道を貫きました。
    「ソロ」「デュエット」「ツインデラックス」「ロイヤル」など個性溢れる客室を備え、多くの旅人の夢を乗せて走り続けてきた「北斗星」の雄姿をどうか目に焼き付けてください。
    二度と、逢うことも、触れることも出来ない、
    上野発最後のブルートレイン「北斗星」・・・・・
    「ありがとう!」そして「さようなら!」