• #34 東日本旅客鉄道 寝台特急あけぼの定期運行ラストラン編

    初回放送日:2014/03/23
  • 今回の「新・みんなの鉄道」は、3月15日のダイヤ改正で定期運行を外れる東日本旅客鉄道の寝台列車「あけぼの」に密着し、その魅力を2時間にわたって、徹底的に紹介致します。
    またみんなの鉄道専務車掌の堺正幸が、上野-青森間に乗車し、「寝台特急あけぼの」の旅をリポート致します。
    「寝台特急あけぼの」の終了で、日本海側を走るブルートレインは、本当に最後の勇姿となります。
    「新・みんなの鉄道」東の本旅客鉄道「寝台特急あけぼの定期運行ラストラン」の旅、お乗り遅れのないようご乗車下さい。

    堺正幸の取材日記

    今月の時刻表の表紙を見ると「3月15日JRグループダイヤ改正」という大きな文字が目に飛び込んできます。「長野新幹線に新型車両E7系がデビュー!」「はやぶさ・こまち全列車320km運転!」など明るい記事がある一方で「竜飛海底駅・吉岡海底駅 廃止」そして「寝台特急“あけぼの”の定期運行終了」(車両の老朽化のため)という寂しい記事も載っています。
    そこで、今回の「新・みんなの鉄道」は3月14日(金)で定期運行を終了する寝台特急「あけぼの」です!!以前この番組で放送した寝台特急「日本海」が定期運行を終了してから僅か2年、またブルートレインが姿を消していきます。時代々で走行路線が変わっていった「あけぼの」の最終走路は上野―青森間を東北本線・高崎線・上越線・信越本線・羽越本線・奥羽本線の六つの路線を経由する総走行距離772.6km。走行時間12時間36分。

    今回は尾久駅構内で出発の準備をしている24系客車から取材開始!自慢の青い塗装が少し剥離している車両を見ると確かに老朽化しているのを実感します。さて、都心に交通障害をもたらした2月の大雪は上越線内での除雪にも大きな影響を与え、ロケ直前の「あけぼの」は連日運休になっていました。しかしロケ当日は幸いなことに定刻通り21時16分、カメラやビデオをもった鉄道ファンが見守る中、上野駅13番線ホームを静かに発車しました。撮影の合間を縫って満席の車内を少し歩いてみると、乗客の皆さんは夜が更けるのも忘れて車窓を流れゆく街の灯りや雪景色に見入っていました。上野を出発して4時間、日付が変わった午前1時すぎの長岡駅・・・上野からEF64形電気機関車に牽引されてきた「あけぼの」はここで、交直両用のEF81形電気機関車と交代します。

    運転停車のため乗降扉が開かないので、その様子を見ることは出来ませんでしたが、「新・みんなの鉄道」は勿論その瞬間を見逃さずバッチリ撮影しましたので、3面マルチ映像と共に是非ご覧ください!!
    ダイヤ改正後残されたブルートレイン「北斗星」に関しても様々な情報が飛び交っています。はたして私たちはいつまでその美しい青い姿を見ることができるのでしょうか?